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キャッシュレス決済のサービスが広がり利用する方も多いと思いますが、1円玉が“11年ぶり”に量産されたんです。実は今、需要が高まっているという1円玉。どう使われているのか取材しました。

■年約50万枚から1億3200万枚 大幅な増産に

14日にXで公開された造幣局の動画。1円玉がじゃらじゃらと流れていく様子は圧巻で、いつまでも見ていられそうです。およそ1400万回も再生されるほど、今、話題の動画で、映っているのは「令和八年」と刻まれた、ピッカピカの1円玉。

造幣局Xより
「11年ぶりに、1円の量産を行っています。久々に、ピカピカの1円がお手元に届くかもしれません」

2014年に1億2401万枚が作られたものの、その後、コレクター用に毎年50万枚ほどしか作られていなかった「1円玉」。

今年度は当初、2000万枚を製造する予定でしたが、5月に1億3200万枚と、大幅な増産に踏み切ったのです。

■「現金」と「キャッシュレス」どちらが多い?

SNSのコメント欄には…。

「需要があるということですよね…」
「なぜ今になって、つくらなければならなかったのか」

キャッシュレス全盛の時代、なぜ今、1円玉を量産するのでしょうか。

その答えのひとつが、スーパーにあります。

スーパーやコンビニなど、年々増え続ける「セルフレジ」。「現金」と「キャッシュレス」、どちらが多いのか30分カウントすると、意外な結果が…。

every.取材班
「現金が68人、キャッシュレスが14人でした」

 ◇


高齢のお客さんが多いのもありますが、「現金派」が圧倒。

物価高の中…。

現金派(30代)
「家計の管理がしやすかったり。目に見えて、いくら残っているとかわかりやすい。クレジットカードだと引き落としになって、『これぐらい使っていた』『想像以上に引き落としが…』って時がある」

現金派(20代)
「財布に入っているお金で、今月やりくりしようと。お給料がPayPayだと友人から聞いたことはあるけど、現金支給の方がいいかなと思う」

マルサン桶川店店長 植竹宏明さん
「割合でいうと、3対7。現金が7割ですね。これ以上使わないようにと制限をかけるみたいな意味で、現金にこだわる人は多い」

■減り続けていた「1円」の需要高まる

財務省は、減り続けていた1円玉の需要が、2024年以降は「横ばい」に転じたと説明。セルフレジが増え、おつりとしての「1円」の需要が高まっているといいます。

ほかにも街では、こんな声が…。

キャッシュレス派(50代)
「PayPayが使えなくなった日もありましたよね。たまたま居酒屋にいて、現金で払った」

今月は「クレジット障害」も相次いで発生。

現金の重要さを痛感する人や…。

現金派(60代)
「消費税のからみもあるし、税率がかわってきて、1円とか使う率が高くなると思う。1円は必要」

■“キャッシュレス決済の手数料に負担”感じる飲食店も

そして、「1円玉」量産の理由はもうひとつ。

G.G.C高崎本店 石村力店長
「今までキャッシュレスでPayPayとかやっていたけど、すべて手数料が高かった」

キャッシュレス決済の手数料に負担を感じていた飲食店が、現金払いにシフトチェンジしていることです。

ステーキ店「G.G.C高崎本店」では、去年3月、QRコードと電子決済を廃止し、現金とクレジットカードのみに。浮いた手数料で、中止していた「ご飯のおかわり無料」を再開することができました。

G.G.C高崎本店 石村力店長
「7割が現金のお客さんで、3割がクレジットのお客さん。(現金は)前よりも増えている」

現金払いのお客さんも増えれば、準備する1円玉の量も増えることに。


「1円足りないと買えないでしょ。1円玉ないと困る」

「1円を笑うものは、1円に泣く」。1円の存在感が高まっています。