「プロレス?」「スープレックス」大相撲、まさかの体勢から静寂を破る衝撃結末 決まり手係も“長考”の“超珍手”決着

<大相撲七月場所>◇中日◇19日◇愛知・名古屋IGアリーナ
三段目の取組で2分を超える長時間の攻防が繰り広げられたが、膠着状態を打ち破る“ダイナミック”な衝撃結末が訪れ、館内が大歓声に包まれ「プロレス?」「スープレックス」「何投げ?」などざわついた。決まり手は日本相撲協会の公式データによると発生確率0.01%の大技。決まり手係が長考の末に決まり手をアナウンスするほどの“超珍手“決着だった。
それは三段目二十八枚目・朝氣龍(高砂)と三段目二十五枚目・実富士(伊勢ヶ濱)の取組で起こった。朝氣龍は平成14年生まれの24歳。身長170センチ、体重95.2キロという体型だ。一方、実富士も平成14年生まれの24歳で、身長174.6センチ、体重116.6キロと体型も朝氣龍と似ている。
そんな朝氣龍と実富士が熱戦を繰り広げた。朝氣龍が相手の中に入ると、実富士は上から被さるようにして勝機を探る。館内には両力士の名前を叫ぶファンがおり、徐々に空気がヒートアップしていったが、なかなか両力士共に相手の隙を見つけられずにいた。
そのままの体勢で取組が2分を過ぎた頃、実富士がジリジリと圧力をかけていき、朝氣龍は土俵際へ追い込まれた。しかし、次の瞬間、しゃがみ込むように更に腰を低くし、後ろに反って実富士を派手にぶん投げて土俵下に転がした。静かな展開から飛び出た突然の大技に館内は大きく沸いた。朝氣龍は2勝2敗、実富士は1勝3敗となった。“2番後取り直し”もよぎる、約2分11秒の激闘だった。
膠着状態が続いた取組にいきなり訪れたド派手な決着。視聴者もこれには驚いたようで、コメント欄には「プロレス?」「スープレックス」「いきなり豪快になった」「何投げ?」などの声が相次いで寄せられた。
なお、取組直後には決まり手は発表されず、2番後に行われた三段目二十枚目・淡の海(鳴戸)と三段目二十枚目・安強羅(安治川)の取組で、ようやく「居反り」と発表された。
居反りは日本相撲協会の公式データによると発生確率0.01%のレア技で、その中でも「めったに見られない大技」とはっきり記されている。前頭五枚目・宇良(木瀬)が、関学大時代に大会で居反りを決めて有名になり、2020年にも宇良が十両というステージで27年ぶりに居反りを決めて、相撲ファンを沸かしていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
