「悲観する必要はない」 英紙がイングランド代表の未来を楽観視する理由 敗退の中でも確かな収穫あり
アルゼンチンとのワールドカップ準決勝で敗れ、悲願の世界一には届かなかったイングランド代表。しかし、英『BBC』は「すべてを悲観する必要はない」とし、今大会で得られた収穫を挙げながら、今後への期待を示している。
まず大きな成果として挙げられたのが、ハリー・ケインとジュード・ベリンガムの得点力だ。両者は大会ここまで6得点ずつを記録し、得点王争いを演じてきた。決勝トーナメントでも苦しい場面でチームを救う活躍を見せ、イングランドの攻撃をけん引した。
今大会では暑さや湿度、高地といった過酷な環境にも順応した。メキシコ戦では標高の高い会場で開催国を撃破するなど、さまざまな条件下でも戦えることを証明した点も収穫の一つとされている。
さらに、トーマス・トゥヘル監督が抜てきした新戦力も存在感を示した。特にジェド・スペンスは堅実な守備で高い評価を受け、準決勝でもアルゼンチンの攻撃陣を相手に奮闘。スター選手だけに頼らない選手層の厚みを感じさせた。
そして最大の希望は、将来を担う若手の存在だ。ベリンガムをはじめ、モーガン・ロジャーズやジャレル・クアンサーらはまだ23歳。さらに17歳のリオ・ングモハや16歳のマックス・ダウマンといった逸材も控えており、2028年のEURO、そして2030年ワールドカップに向けて世代交代は順調に進んでいる。
今大会は悔しい結末に終わったものの、イングランドは結果だけでなく経験や戦力の底上げという大きな財産も手にした。母国開催となる2028年のEUROでは、その積み重ねが悲願のタイトル獲得につながるか注目される。

