【ライヴレポート】DIV、<夏の行方FES 2026>開幕。新曲「ラストレインブルー」初披露

2026年7月11日(土)、池袋EDGEにて、<DIV Presents「夏の行方FES 2026」OPENING ONEMAN>が開催された。オフィシャルからのレポートをお届けする。
この日から始まる<夏の行方FES 2026>は、全国6会場を巡るDIV主催イベント。その初日は、DIVの持つ世界観を余すことなく届けるため、ワンマンライヴとして幕を開けた。「夏の行方」のシーケンスパートを基に制作された新SEが場内に響く。将吾、ちょびに続き、satoshiがゆっくりとステージへ姿を現し、SEが最高潮へ達したところでCHISAが登場。集まったファンの大きな声援が4人を迎えた。

エレガントで耽美な衣装をまとったメンバーが最初に届けたのは、「BUTTERFLY DREAMER」。重厚なアンサンブルの中、CHISAは伸びやかな歌声と堂々とした佇まいでステージの中心に立ち、DIVの世界へと観客を引き込んでいく。サビでは将吾とちょびのコーラスも重なり、フロアいっぱいにタオルが舞った。
続く「JUSTICE」では、CHISAの鋭い歌声と力強い煽りが会場の熱をさらに引き上げる。「DEATH GAME」では、冒頭からフロアの一部でWODが巻き起こり、楽曲の持つ攻撃的な熱量をさらに高めていった。重厚なギターリフ、鋭く切り込むリズムセクション、そして観客を巻き込みながら楽曲の世界観を体現するCHISAのパフォーマンス。DIVのワンマンライヴらしい強度を、序盤から明確に提示した。
最初のMCでCHISAは、<夏の行方FES 2026>がイベント形式で各地を巡るからこそ、初日にはDIVの世界観をより深く感じてもらえるセットリストを用意したと語った。ファンに向けて「熱い夏にしよう」と呼びかけると、次曲「SNAKE SKIN」へと突入した。「ハラキリメロンソーダ」では、satoshiによるフロアタムを絡めたリズムから、ちょびのベース、将吾のギターが順番に重なる新アレンジを披露。楽器陣によるセッションの熱が高まったところから、おなじみのイントロへとなだれ込んだ。




さらに、初期DIVのライヴを支えた「毒彩ギーク」では、モッシュやメンバーに向けてハートを送る振り付けが広がる。同曲は今後の<夏の行方FES 2026>全公演で披露される予定で、この夏を彩る一曲となっていきそうだ。
中盤では、「SEASONS」「神様がもしいるなら」「you」を続けて演奏。初期を代表するバラード、2016年の解散前に発表された最後のアルバムの収録曲、そして後期を代表するバラードという、バンドの歩みを感じさせる選曲だ。一音一音を受け止めるような静けさが場内を満たし、観客はメロディーと歌詞、4人の演奏に聴き入っていた。やがてサビではファンの歌声が自然と重なり、DIVとともに長い時間を歩んできたからこそ生まれる一体感が会場を包み込んだ。激しさだけでなく、楽曲の奥行きまで“聴かせ切る強さ”と、ファンとの間に築いてきた確かな絆もまた、DIVが培ってきた大きな武器なのだろう。
登場SEと同じく、「夏の行方」のシーケンスから生まれたSE「moonlit forest」が、荘厳で幻想的な時間を作り出す。森の中へ迷い込み、頭上に浮かぶ月を見上げるような音像には、再結成後もなお立ち止まることなく、さらなる高みを追い求めてきた4人の探究の軌跡が映し出されているようだった。その静かな余韻を切り裂くように「イケナイKISS」が始まると、場内の空気は一変。「SECRET NIGHT」「Point of view」とライヴチューンが続き、ヘッドバンキングや手拍子、モッシュが巻き起こる。余韻と熱狂を自在に切り替えながら、会場全体を自分たちの世界へ引き込んでいった。
satoshiとちょびによるMCでは、satoshiが新曲のMV監督を兼任した撮影時、カラコンを撮影機材とともに収納したまま紛失してしまったことが明かされた。困っていたsatoshiに、ちょびがそっと予備のカラコンを差し出したというエピソードから、メンバー同士の温かな関係性が垣間見える。その後、satoshiが一部で話題となった“閃光花火”にまつわるジョークを放つと、会場は大きな笑顔に包まれた。
和やかな空気のまま、ちょびが観客へコール&レスポンスの準備ができているかと問いかける。ファンがこの日でも屈指の大歓声を返すと、「LOVE IS DEAD」へ。続く「ANSWER」まで、DIVの原点であるデビューミニアルバムの楽曲を熱く駆け抜けた。
そして「ANSWER」を終えると、CHISAがこの日初披露する新曲について語り始めた。将吾は、普段はあまり口にすることがないという「良い曲」という言葉で新曲を表現する一方、ギターソロでスポットライトを浴びることへの緊張ものぞかせる。ここでCHISAは、新曲のタイトルが「ラストレインブルー」であることを初めて発表。<夏の行方FES 2026>で各地に雨を降らせ、虹をかけていきたいと話し、解釈を限定せず、それぞれが感じるままに受け取ってほしいと伝えた。

水面へ落ちる雨粒を思わせる美しいピアノの音色から、「ラストレインブルー」は始まった。暗い青に包まれていたステージには、楽曲が進むにつれて少しずつ光が差し込んでいく。satoshiが表題曲の原曲を手掛けるのは、DIV史上初。satoshiが書いた歌詞をCHISAが調整し、雨に濡れ、靴が汚れても、それでも前へ進もうとする意思を込めた。DIV自身とファンの双方へ向けられたメッセージソングだ。活動の形が変わっても、共に歩んできた時間は消えない。そこに込められた思いを受け止めるように、涙を浮かべながら演奏を見つめる観客の姿もあった。
新曲の余韻が残る中、CHISAが「雨模様を晴れにしよう。会場を夏にしてくれるか!」と叫び、ラストナンバー「夏の行方」へ。タオルが一斉に舞い、モッシュと歌声がフロアを埋め尽くした。
この日初披露された「ラストレインブルー」は、DIV通算14作目、再結成後4作目のシングルとして、2026年9月2日(水)に配信限定リリースされる。同曲のミュージックビデオ(Short Ver.)も本日、DIV公式YouTubeチャンネルで公開された。
さらに、充電期間に入る前の最後のワンマンツアー<DIV PRE-RECHARGE ONEMAN TOUR>の詳細も発表。ツアーファイナルとなる11月22日の渋谷WWW X公演をもって、DIVはしばらくの間、ライヴ活動を休止する。
新たな一曲とともに幕を開けたDIVの2026年の夏。<夏の行方FES 2026>を経て、4人が最後のツアーでどのような景色を描くのか。その歩みを見届けたい。

取材・文◎一ノ瀬 塔也
撮影◎Ray favian
■セットリスト<DIV Presents「夏の行方FES 2026」OPENING ONEMAN>
2026年7月11日(土) 池袋EDGE
M1 BUTTERFLY DREAMER
M2 JUSTICE
M3 DEATH GAME
M4 SNAKE SKIN
M5 ハラキリメロンソーダ
M6 毒彩ギーク
M7 SEASONS
M8 神様がもしいるなら
M9 you
M10 イケナイKISS
M11 SECRET NIGHT
M12 Point of view
M13 LOVE IS DEAD
M14 ANSWER
M15 ラストレインブルー
M16 夏の行方
■14th Single「ラストレインブルー」
2026年9月2日(水)配信限定リリース
■DIV Presents<夏の行方FES 2026>
2026年7月11日(土)池袋EDGE
2026年7月18日(土)神奈川編 新横浜 NEW SIDE BEACH!!
2026年7月24日(金)愛知編 名古屋 ELL
2026年7月25日(土)大阪編 大阪 MUSE
2026年8月1日(土) 埼玉編 さいたま新都心 VJ-3
2026年8月20日(木)東京編 Spotify O-EAST
【チケット発売中】https://div-official.zaiko.io/ja/
関連リンク
◆DIV オフィシャルサイト
◆DIV オフィシャルYouTubeチャンネル










撮影◎Ray favian
