大相撲七月場所>◇五日目◇16日◇愛知・名古屋IGアリーナ

【実際の映像】玉鷲が怒!立ち合い不成立となった問題のシーン

 7月16日、新装されたアリーナで熱戦が繰り広げられている七月場所の五日目、土俵上で一瞬にして張り詰めた緊張感が漂うハプニングが発生した。仕切りを終え、いざ立ち合いの瞬間、タイミングを合わせようとしない相手力士に対し、ベテラン力士が突如として激昂。右手で相手の胸元を強く突き返すように激しく制止した。その厳しい眼光とあまりにピリついた一触即発の雰囲気に、館内は一時騒然。静まり返っていた客席からどよめいた。

 仕切り直しの後、十両七枚目・玉鷲(片男波)が十両七枚目・明生(立浪)を押し出しで下して今場所3勝目を挙げ、史上9人目・自身通算900勝の大記録を達成した一番でのこと。

 時間いっぱいとなり、行司の木村勘九郎の軍配が返る。先に腰を下ろして両手をついた玉鷲に対し、明生は腰を割りながらも、いざ立つという段階でタイミングをずらしたようにも見えた。行司が制止し立ち合いが不成立となったその刹那、立ち遅れた明生に対し、玉鷲は右手で明生の胸元あたりを突き返し、そのまま厳しい表情を浮かべた。土俵上は一気にピリピリとした緊迫感に包まれた。

緊迫した空気から一転、豪快な勝利を収め通算900勝

 仕切り直しとなった2度目の立ち合い。今度は両者の呼吸がぴたりと合うと、玉鷲が持ち前の鋭い踏み込みから猛烈な突き押しを連発。明生に何もさせない圧倒的な出足で、一気に土俵外へと弾き出した。

 一瞬の緊迫した空気から一転、豪快な押し出しで勝利を収め、大相撲史に残る「通算900勝」の偉業を達成した瞬間、館内からは万雷の拍手と歓声が送られた。

 1度目の不成立シーンに、ABEMAの視聴者からは「玉ちゃんオコ」「立ち合い合わせない明生。いっつも」「なんだおいどうした」「怒ってる」「たまわし・・・そんな手やらんでも。。。」といった声が相次いだ。しかし、直後に圧倒的な強さで節目の白星を掴み取ると一転して「おめでとう900勝」「900勝来たーーーー!!!!!」「哲人すごすぎる」といった祝福のに包まれた。
なお、快挙を成し遂げた玉鷲は3勝2敗。敗れた明生は元気なく5敗目を喫した。(ABEMA大相撲チャンネル)