参議院では、皇室典範改正案の審議が行われ、野党側は、旧宮家の男系男子を養子に迎える案について、「男性に限定する合理的理由がない」などと追及しました。

共産党・小池書記局長
「多様な性を持つ人々によって構成されている日本国民の統合の象徴である天皇を、男性に限定する合理的理由が一体どこにあるのか。どこにもないと思います」

木原官房長官
「今に至る皇位継承の歴史というものを振り返るとき、次世代の皇位継承者がいらっしゃる中で、仕組みに大きな変更を加えることには十分慎重でなければならない」

共産党の小池書記局長は、「男系男子による継承に固執し、強化する皇室典範の改定は、日本社会における女性差別を助長する」などと批判しました。これに、木原長官は、「皇族数の確保を目的として議論のとりまとめに沿って、法案を作成した。女性差別とは関係ない」などと応じました。

こうした中、自民党立憲民主党は、改正案の15日の採決を見送る方針を決めました。

立憲の斎藤国会対策委員長は、政府与党内で、「1週間程度」の会期延長が検討されていることを念頭に、「延長の可能性がある以上、見直さざるを得ない」と述べるなど、17日の会期末を前に、与野党の攻防が続いています。