投資アドバイザーの鳥海翔氏が「SpaceX加入でNASDAQ100はどう変わる?歴史的な第一歩と言える本当の理由について徹底解説します!」と題した動画を公開した。動画では、SpaceXのNASDAQ100加入、半導体株の急落背景、マイクロンの広島工場拡張という3つのニュースを取り上げ、その背景と今後の市場動向について専門家の視点で解説している。

1つ目のニュースは、SpaceXが7月7日にNASDAQ100へ加入したことだ。上場から約3週間での加入は、新たに導入された「ファーストエントリー制度」によるもの。時価総額が大きいにもかかわらず構成割合が1.34%にとどまる理由について、鳥海氏は「修正後時価総額加重」という方式がとられているためだと指摘。SpaceXは一般人が買える浮動株が少ないため、割合が低く調整されていると説明した。

2つ目は、半導体株の急落についてである。サムスンが売上2.3倍、利益19倍という好決算を発表したものの、高すぎた期待値により株価が下落。さらに中国のDeepSeekによる自社AIチップ開発のニュースがNVIDIAの需要低下懸念を生んだ「DeepSeekショック」も影響している。しかし、鳥海氏はこれをバブル崩壊ではなく「調整」と表現し、「企業に実態が伴っているなら、一回調整が入ってもまた上がっていくはずだ」と分析した。

3つ目は、マイクロンメモリジャパンによる広島工場の拡張だ。1兆5,000億円を投じる新クリーンルーム建設に対し、経済産業省も最大5,360億円の支援を決定。鳥海氏はこれにより、AIメモリ需要の継続が裏付けられたことや、アメリカのサプライチェーンの受け皿として日本が選ばれたことを高く評価した。1,000人以上の雇用創出や物流・不動産など周辺経済への波及効果も見込まれ、「日本の景気に良い影響を与える」と期待感を示した。

一見するとネガティブに思える市場の変動も、長期的な視点で見れば実態に基づいた調整であることがわかる。鳥海氏は「目先の株価だけを見るのではなく、世の中の動きがこれからどうなっていくのかに目を向けていただきたい」と締めくくった。目先のアップダウンに一喜一憂せず、着実な長期投資を心掛けることが賢明な判断と言えるだろう。