“史上最弱のブラジル”に敗れた“史上最強の日本代表”…突きつけられた現実をどう受け止めるべきか【W杯】
北中米ワールドカップのラウンド16でノルウェーに1−2で敗れたブラジル代表に対し、そんな厳しい評価も聞かれる。
ワールドカップ史上最多5度の優勝を誇る王国だが、近年は絶対的なエースの不在やタレント不足を指摘されてきた。今回の南米予選でも5位と苦戦を強いられ、かつて世界を席巻した面影は薄れつつある。
そのブラジルに、「史上最強」と謳われた日本代表はラウンド32で逆転負けを喫した。後半は一方的に押し込まれ、反撃らしい反撃もできないまま敗退。90分を通して力負けだったと言われても、反論は難しい内容だった。
今大会、日本は本気で世界一を目標に掲げていた。しかし、圧倒的な個で組織を打ち破るフランスや、“メッシに点を取らせるシステム”を確立しているアルゼンチンなど、優勝候補の戦いぶりを見る限り、その差は決して小さくない。
世界一を本気で目指すのであれば、少なくとも今回のブラジルを90分間上回るだけの力は備えていなければならない。それができない限り、世界一という目標は、まだ現実とは言い難い。
「史上最強」と呼ばれた日本は、「史上最弱」と評されたブラジルを超えられなかった。
その事実だけが、今の日本代表の現在地を物語っている。
ワールドカップは、やはり甘い舞台ではない。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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