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大分トリニータは新体制発表会見を開き、小澤正風社長、強化部トップの吉岡宗重スポーツダイレクター、四方田修平監督が2026/27シーズンへの方針を説明。続いて新加入選手8人が一人ずつ意気込みを語った。

【写真を見る】大分トリニータ新体制発表 新加入8選手が意気込み 「湧き上がるフットボール」継続、目標は1桁順位からのJ1昇格【Jリーグ2026/27シーズン】

スローガンは継続、最後まで走る

この日からトレーニングもスタートし、開幕まで残り約1か月、いよいよ新シーズンへ本格始動した格好だ。Jリーグは今シーズンから秋春制に移行し、8月開幕という初めての日程での船出となる。

会見の冒頭、トリニータを運営する大分フットボールクラブの小澤社長が新シーズンのスローガンは百年構想リーグから掲げる「創青湧躍」(そうせいゆうやく)を継続すると発表した。ただし、サブテーマとして「one step forward」を付け加えている。

小澤社長:
「日々の前進の必要性が求められていると思っています。毎日のトレーニングを大事にし、ピッチ上ではやっぱり最後まで走りきる一歩、ゴールへ向かう最後の一歩、相手のゴールを奪うためのもう一歩、そして勝利のために踏み出す一歩。その一歩一歩の積み重ねが、チームを成長させて、そして勝利に繋がるものだと考えています」

また、営業努力により、トップチームの人件費は、百年構想リーグよりも12%増加できたと説明した。

補強基準は「湧き上がるフットボールを体現できるか」

続いて、強化部トップの吉岡スポーツダイレクターは百年構想リーグについて、「我々が望んでいたような結果ではなかったですし、その中身に関してもまだまだ発展途上であるというようなシーズンを過ごしてしまいました」と振り返り、「前へ行く」意識づけの中で生じた背後のスペースを突かれる課題などを挙げた。

その上で、「湧き上がるフットボール」の継続とともに、その課題を解決するための補強と説明。新加入8人について、それぞれ狙いを語った。

目指すフットボール像については、「3人目の動き。どんどん人が後ろから出ていくような流動性のあるフットボールをやっていきたいし、背後を狙うフットボールもやっていきたい。かつショートカウンターの精度・質量も含めて上げていきたい」と語った。

目標については「1桁台の順位をマストとして臨んでいきたい。その上でプレーオフ圏内に入っていく。そして自動昇格を目指していく」と明言した。

続投の四方田監督「復活のスタート、土台築きたい」

百年構想リーグから続投となる四方田監督は意気込みを新たにした。

四方田監督:
「この伝統、歴史あるクラブで引き続き監督を任せていただけるということで、本当に責任を感じますし、この百年構想リーグ、そしてその前の2シーズンと、なかなかクラブとして皆さんが思い描くような結果を出せていない。そういう意味ではこのシーズンに関して、復活のスタートとなれるような、土台を築けるようなシーズンを送っていきたいと思っています」

「大分トリニータで監督をやるからには、やはりJ1昇格を目標にして臨まなければいけないし、大分トリニータに関わる全ての人の力が一つになれば必ず実現できると強く考えています。もちろん、この数シーズンを考えると簡単な目標ではない。残留するためには勝ち点40、プレーオフを目指していくために勝ち点60近くを取っていかなければいけない。そういう意味で、目の前の試合を一戦必勝の気持ちで一つ一つクリアをしていきながら、目標達成に近づいていければと思っています」

また、「湧き上がるサッカー」を掲げてきた百年構想リーグを振り返り、「試合を見ていてなかなかそれが伝わらない部分も多かったとは思う」とした上で、「この26/27シーズンにおいては少しでもそれを具現化できるようにする」と述べた。

就任会見時から語ってきた「相手よりも走って、最後、終了のホイッスルが鳴ったときに倒れるまで戦えるようなチーム」という理想像を改めて示し、「1試合でも多く勝つことで、トリニータに関わる人々やサポーターの皆様、みんなで喜べるような試合を一つでも多くしていきたい」と締めくくった。

新加入選手8人が意気込み語る

会見の後半では、新加入選手8人が順番にマイクを握った。

FW古川大悟:
「レノファ山口FCから来ました、古川大悟です。チームの勝利に貢献できるようなゴールをたくさん決めてチームを救いたいと思います。よろしくお願いします」

MF西村恭史:
「ザスパ群馬から帰ってきました西村恭史です。ポジションはシャドーだったりボランチだったり、いろいろできます。プレーの特徴は足元の技術だったりゴール前の質です。J1昇格できるように全力で戦います。応援よろしくお願いします」

MF林田滉也:
「初めまして、ヴァンフォーレ甲府から加入しました林田滉也です。ポジションはボランチをやっています。約10年ぶりにこの大分に帰ってくることができて本当にうれしく思っています。自分のプレーの特徴は、ボール奪取、セカンドボールの回収、球際の強さ、そして確実なプレーだと思っています。生まれ育った地元に恩返しができるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします」

MF後藤響(トリニータU-18出身):
「国士舘大学から加入しました、後藤響です。ポジションはサイドハーフです。プレーの特徴は、推進力を生かしたドリブル突破です。1日も早くピッチに立ち、チームの勝利に貢献できるように頑張ります。よろしくお願いします」

DF小田逸稀:
「松本山雅FCから加入しました小田逸稀です。28歳です。ウイングバックをやってます。プレーの特徴はヘディングとクロスと球際の強さです。大分の勝利に貢献できるように頑張ります。個人的な目標は10ゴールに絡むことです。サポーターの方も『いつき』か『いっちゃん』と呼んでください。お願いします」

DF井上聖也:
「こんにちは。水戸ホーリーホックから来ました井上聖也です。ポジションはセンターバックです。プレーの特徴は、ビルドアップであったり空中戦、そしてコーチング、チームをまとめるっていうのが一つ大きな強みかなというふうに思っています。大分のJ1昇格のために来ましたし、それをしっかりと結果で、プレーで表現できるように、自分のサッカー人生をかけて頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします」

DF森山公弥:
「こんにちは。アビスパ福岡から期限付き移籍で加入しました森山公弥です。25シーズンから百年構想リーグまで愛媛でプレーしてました。自分の武器は左足のキックだったり、ビルドアップっていう部分でチームにしっかり貢献したいと思います。しっかり自分の武器を生かしてチームの勝利に貢献できるように頑張ります。応援よろしくお願いします」

GK川島康暉:
「こんにちは。FC琉球より加入しました川島康暉です。自分の特徴はシュートストップ、あとは体を張ったプレーです。この大分トリニータの目標達成に向けて、ピッチ内はもちろんですが、ピッチ外においても良い影響を与えられるような振る舞いをしてまいります。よろしくお願いします」

「湧き上がるフットボール」ベースにカスタマイズ

会見後の質疑応答では、四方田監督が新体制初日のトレーニングについて、「新加入選手・スタッフも初めての顔合わせだったので、ここにいるメンバーが一つになってこのシーズンを戦うんだということと、チームコンセプトの説明、あとはトリニータとしてのプライドを持って一つになろうという話をしました」と明かした。

目指すサッカー像については、「3人目がどんどん湧き出てくるような場面や、ボールを追い越す動き、後ろからどんどん出ていく動きをより実現できるようなメンバーを揃えてくれたのかなと思ってます」と補強への手応えも語った。

吉岡SDは、今回導入される長いウィンターブレイクへの対応について、「補強に関しては、ウィンドウが開くところでは常に考えます。この第1ウィンドウも9月中旬まで開いていますし、シーズン移行によってJ1クラブがヨーロッパに引き抜かれる選手が出てくる可能性もある。そうした動きに対応できるように準備したい」とコメント。

基本的な戦い方の方針については、「変えることはないと思ってます」としつつ、「対戦相手や状況に応じて戦い方は一つではない。湧き上がるフットボールをベースにカスタマイズできれば」と述べた。

チームの始動日が他チームと比べて遅い7月7日となったことについて、四方田監督は「百年構想リーグでは、1月スタートから5週間という流れで開幕した。今回も5週間で十分な準備ができると思った」とし、秋春制に移行したことによる暑さ対策についても「7、8月に公式戦を経験してきた蓄積はあるが、8月開幕に向けたチーム作りはJリーグのどのクラブも初めての経験。練習時間の工夫などで準備していきたい」と話した。