ポーランドで乗客180人を乗せた旅客機が「ハイジャック」誤発信…戦闘機まで緊急出動
乗客180人を乗せてイスラエルに向かっていた旅客機が、ハイジャックを示す緊急コードを誤って発信したことで、北大西洋条約機構(NATO)とイスラエルの戦闘機が緊急出動する騒ぎがあった。
30日(現地時間)、AFP通信とブルガリアのBTA通信によると、ポーランド・ワルシャワを出発し、イスラエル・テルアビブに向かっていたエアバスA320旅客機のトランスポンダー(航空管制用自動応答装置)から、ハイジャックを示す緊急コードが発信された。
緊急信号を受信した管制当局の指示を受け、旅客機は地中海上空で進路を変更し、ブルガリア・ブルガス空港へ向かった。
この過程で、NATO統合航空作戦センターの指揮に基づき、ブルガリア空軍のMiG-29戦闘機1機とトルコのF-16戦闘機2機が緊急出動し、旅客機を護衛した。イスラエルも戦闘機2機を緊急投入した。
◇安全地帯に着陸後、異常なし…誤発信と判明
ブルガリア当局は、安全規定に基づき、旅客機をブルガス空港の主要施設から離れた場所に着陸させた。
その後、機内を確認した結果、保安上の脅威は確認されず、乗客・乗務員ともに人的被害はなく、全員の無事が確認された。
ブルガリアの運輸通信省は、安全点検を終えた後、旅客機を再び出発させたと明らかにした。
◇LOT航空「人的ミスの可能性が最も高い」
問題が発生した便は、LOTポーランド航空がブルガリアのエレクトラ航空に運航を委託していた路線だった。
LOTポーランド航空の広報担当者クシシュトフ・モチュルスキ氏は、操縦士が管制当局と交信する過程で、緊急コードが誤って発信されたものだと説明した。
同氏は「極めて異例の出来事だ」としたうえで、「人的ミスだった可能性が最も高い」と述べた。
