大会を通して好セーブを連発した鈴木(緑)。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 王国を倒すには及ばなかったが、たびたびのビッグセーブは称賛を集めた。

 北中米ワールドカップのラウンド32で、日本代表はブラジル代表に1−2で逆転負けした。佐野海舟のゴールで先制したが、後半に戦術を変更したセレソンに2失点し、涙をのんでいる。

 決勝点は95分のガブリエウ・マルチネッリだったが、それまでも日本は何度もピンチを迎えた。特に輝きを見せたヴィニシウス・ジュニオールの決定機には、失点を覚悟したファンも多かっただろう。

 だが、そこで圧巻のセーブを見せたのが守護神の鈴木彩艶だ。GK大国イタリアで2年戦ってきたパルマの守護神は、大会を通じて評価をさらに高めてきた。

 パルマ専門サイト『Parma Live』は、試合を終えて「スズキのワールドカップでの冒険は今夜で終わった。だが、パルマの守護神は堂々と大会に別れを告げている。むしろ、とんでもないセーブで世界最強クラスにゴールを許さなかった」と報じている。

「58分、ヴィニシウスが決定的なシュートを放った場面だ。決まるのは確実と思われたが、日本人守護神が許さなかった。鋭い反応で左に飛び、ボールに触れたことでポストに当たったのだ。まさに怪物級のセーブで、彼は世界にその力を示した」

「残念だったのは、アディショナルタイムにマルチネッリがシュートした際に、2度目の快挙にはならなかったことだ。このときもスズキは触れたが、ボールがゴールに吸い込まれるのを阻むには至らなかった」
 
 同メディアは「ザイオンと日本にとって、本当に残念な結果だ」と締めくくっている。

「今夜も日本は素晴らしい才能と組織を見せた。ハジメ・モリヤスのチームはブラジルのような巨人を相手に堂々と渡り合い、後半アディショナルタイムまでセレソンをやきもきさせたのだ。だが、この結果でスズキと日本のワールドカップの素晴らしさが損なわれることはないだろう」

 世界の舞台で大きなインパクトを残した。この夏の去就も注目されている鈴木だけに、進展があるか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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