種子島・南種子町の小学生が、珍しいクワガタを発見しました。

専門家も珍しいと話すクワガタ。どんな姿なのか、きょう30日、取材してきました。

「南種子町・茎南小学校に来ています。こちらの地域で、珍しいクワガタが見つかったという情報が入りました。一体どんなクワガタなのでしょうか」

はさみに特徴が

茎南小学校の校長室。飼育ケースに体長4.5センチのクワガタがいます。

よく見てみると、「大あご」と呼ばれるはさみは、左側は小さくメスのようですが、右は大きなオスのはさみです。

見つけたのはふたりの小学生

この珍しいクワガタを発見したのは、5年生の川田波音くんと原田蒼生くんの2人です。

2人に見つけた場所まで案内してもらいました。

(川田波音くん)「ここにうずくまっていて、カニかなと思って捕ってみたら、『クワガタじゃんって』」

生きている状態で見られてうれしい

となりでうれしそうな表情をしているのは、理科を担当している濱田洋介教諭(38)です。2人が珍しいクワガタを見つけた時、幼いころの記憶がよみがえったといいます。

鹿児島市の小学生が左半分がオス、右半分がメスの珍しいクワガタを発見したというニュースでした。

(濱田洋介教諭)「左右の角の長さが違って、ぱっと見た時に、自分が小学校の時に(テレビで)見たクワガタを思い出した。生で、生きている状態で見られてうれしい。子どもたちに感謝」

オスとメスが一緒になったクワガタ?

では、今回見つかったクワガタは、28年前のようにオスとメスが一緒になったものなのか?県立博物館で写真を見てもらいました。

(県立博物館・中峯浩司 学芸主事)「何らかの原因で右左のアゴの形が違ってしまったと。

左がメス、右がオスなら、オスとメスで体形が違う。体形の違いやツヤの感じの差がない。均一、右左一緒。

雌・雄というよりは、アゴの異形=形が異なっているもの」

「私は見たことない」

「変異」の可能性が高い

県立博物館の中峯さんによると、成長の過程で起きた「変異」の可能性が高く、自然界の中でも非常に低い確率で存在しているといいます。

専門家の分析を聞いて、発見した2人は…

(原田蒼生くん)「顎が小さいから、けんかの時も役立たないと思う。育てれば、他のクワガタとけんかしないで死なないから、うれしい」

(川田波音くん)「ご飯とかあげて、土も変えてあげて、ずっと一緒にいたいくらい。頑張って長く生きてほしい」