[6.29 W杯決勝T1回戦 日本 1-2 ブラジル ヒューストン]

 日本代表のエースとして2得点を記録したFW上田綺世。ブラジルに敗れて決勝トーナメント1回戦敗退となったなか、悔しさを滲ませながらも「世界のトップトップのレベルに食らいついていける、食えるだけの力があることは証明できた大会になった」と今大会を総括した。

 上田は前回大会で45分間のプレータイムにとどまったが、以降の4年間で日本屈指のストライカーとして君臨。エールディビジ得点王の称号を引っさげて臨んだ北中米ワールドカップではチュニジア戦で2ゴールを奪うなど、最前線で奮闘した。

 ブラジル戦も序盤から屈強な相手守備陣と対峙した。「守備の時間が長いゲームだったのでワンチャンスを作ってというのがゲームコンセプトだった」という一戦は先制に成功したものの、無念の逆転負け。「前半で(ゴールを)取れたのでそれを守り切りつつ、もう1点取れたらよかった」と唇を噛んだ。

 もっとも上田は「日本のサッカーのレベルはどんどん上がっている。それは今日の試合でも実感した」と語る。親善試合ではドイツやブラジルにも勝利してきた4年間。今大会もオランダに2度追いついて勝ち点を獲得する粘りを見せた。

「今『また次』というのは難しいけれど、確実にレベルは上がっている。いつかダークホースではなく優勝候補と言えるような国になれると思う」。優勝を目指して歩んできた道を進み続けていく。