漫画『北斗の拳』に登場するラオウの名ゼリフ「我が生涯に一片の悔い無し」と書かれた日本酒を手にする「ビッグダディ」こと林下清志氏(写真・保坂駱駝)

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 大家族密着ドキュメンタリーとして絶大な人気を誇った『痛快!ビッグダディ』(テレビ朝日系)の放送から20年。番組終了後、7度の結婚と離婚を経験し、さまざまな職を渡り歩いてきたのが「ビッグダディ」こと林下清志氏だ。

 2026年4月、本誌が近況を取材した際には、当時の住まいである東京・浅草のワンルームマンションで「彼女はいないが、恋愛はあきらめていない」「今度、結婚するときは“浮気しない嫁”をもらうこと」などと語っていた林下氏が、6月24日、自身のブログで電撃的に「8度めの結婚」を発表した。取材からからわずか3カ月弱の間に、彼に何があって結婚に至ったのか? 話を聞くべく、再び取材に駆けつけた。

「婚姻届は今日(6月24日)の昼ごろ、役所に出してきました。長男と四男が保証人になってくれたんですけど、無事に受理されて。相手は名古屋在住の事務職の女性で、年齢は40代。でも、これまで3回しか会ってないんですよ。相手の人柄を見るのに、3回会えば十分だと思ってるんで」

 のっけから衝撃の事実を明かしてくれた林下氏。スマートフォンに保存された、お相手とのツーショットを見せてもらったところ、若いころの山瀬まみを思わせる、優しそうな雰囲気の女性だ。

 さらに、林下氏の告白は続く。

「出会ったのは10年前。名古屋の宴会だか、イベントに呼ばれていったときに知り合ったんだけど、最後に会ったのは5年前くらいかな。LINEの交換をした覚えはないんだけど、急に『お久しぶりです』みたいな感じでLINEが来て。そこから、この1カ月くらいは割と頻繁にやり取りしてたんですけど、話の流れで『じゃあ、俺の嫁になるか?』って言ったら『そうしましょうか』って言ってくれたんで。本当にそんな感じなんですよ。

 結婚の決め手? ないですよ、そんなのは。見た目のタイプとか、俺、そういうのもないんで。俺と夫婦になりたい、俺の家族になりたいっていう女性がいいんであって」

 聞けば“婚前交渉”すら1度もなかったという。こちらとしてはキツネにつままれたような、急転直下の結婚報告に、思わず「世間的には、嘘だと思っている人もいるかもしれませんね」と話を向けると、こんな答えが返ってきた。

「まあ、いいんですよ。世間がどう思おうが、関係ないじゃないですか。アプローチが早いとかいうけど、1カ月もやりとりすれば十分でしょう。口説くのにそんなに時間をかける必要もないし。この先の性交渉? いやー、どうなんでしょうね。まあ、あるかもしれないし、ないかもしれないし。向こうも中学生の娘さんがいるんで。俺はぜんぜん、そこにこだわりはないんですよ。向こうは『また子ども産めるかな』なんて言うから『いや、産まなくてもいいよ。いまの子を大事にすればいいだろう』って言いましたけどね。

 とにかく俺自身も、こんな俺の嫁になってくれる人がまだいるとは思わなかったですからね。だって、俺は最初の嫁と3回、結婚と離婚をしてるんですよ。全部で7回、結婚してるから、今回で8回めの結婚なんですけど、それでも子どもたちは喜んでくれてね。家族LINEで『おめでとう』『よしよし』みたいな。子どもらに歓迎されるって、ありがたいですよね」

 前回の取材時に住んでいた浅草の部屋は引き払って、現在は千葉県内のワンルームマンションで暮らす林下氏。ロフトのベッド脇には、林下氏が唯一、愛読する漫画にして“バイブル”と語る『ゴルゴ13』が169巻まで並ぶ。知人が引越し祝いで送ってくれたものだという。

「この先、相手と一緒に住む予定? いや、ないんじゃないですかね。俺も向こうに行くことはないと思うし。ただ彼女のほうは、名古屋で一緒に暮らしている子どもの夏休みに、俺に会いに来るって言ってたんで、そのときに、うちの子供らにも紹介しようと思ってますけどね。何人来るかわかんないですけど(笑)。それこそ俺は、相手が浮気してできた子どもも、俺の籍に入れてますから、子どもは全部で25人いるんで。だから、これで26人めの子どもを持つことになりますね」

 2025年4月に還暦を迎えている林下氏。このたび、61歳にして8度めの結婚という生命力の強さは、どこから来るのだろうか。

「本当にね、いまは女性を口説けない男ばっかりになってきてるでしょう。だからダメなんですよ。まず男はね、責任を果たさなきゃいけないし、やっぱり『女性を口説けなきゃ、何のために男に生まれてきたんだ』っていうことですよね」

 しかし、出会いがない、経済力がないなど、さまざまな事情から結婚したくてもできない、もしくは結婚をあきらめている人も少なくない、と思われる現代。林下氏は、そんな人たちへもこんな檄を飛ばす。

「お前ら、何言ってんだと。女性に興味持てなくて、何のために男として生まれてきたんだ、という話ですよ。出会いがない? 出会いなんてのは、自分で見つけるんですよ! 別に、道ですれ違った女性を口説いてもいいじゃないですか。俺なんか、2人でいる女性を口説くときに、1人を一生懸命、口説いて『どうしてもダメか?』『ダメ』ってなったら、『じゃあ、お前』って、もう1人のほうを口説いてますからね。『俺がお前のことちっとも見ないで、こいつを口説いてたのは、お前の気を引こうとしてたからなんだ。わかっただろ?』っていうと、『え、私だったんだ?』って(なるんだから)。だから、大事なのは要領なんですよ」

 林下氏の話を聞いていると、なぜかこちらまで元気になってくるから不思議だ。そんな林下氏に、あらためて「ご結婚おめでとうございます」と伝えると……。

「ありがとうございます。俺は絶対に浮気はしないけど、相手にも『1回でも浮気したら離婚するぞ』って聞いたら『私は浮気はしない』って言うんで。そこを信じて(判を)押しただけです。こんな俺の嫁さんになってくれたお相手には、感謝しかないですね。まあ、本当にめでたいかどうかは、この結婚生活が継続できるかどうかによるんですけど(笑)」

「過去はいっさい振り返らない」という林下氏の、8度めの結婚報告に、いろいろな意味で勇気づけられた人も少なくないだろう。どうぞお幸せに。