40歳を迎えた5月23日に、約20年ぶりの写真集『DAY OFF』が刊行され話題を呼んでいる沢尻エリカさんが、「週刊文春」の連載「阿川佐和子のこの人に会いたい」に登場。活動休止から復帰に至るまでの経緯や当時の心境などを、赤裸々に語った。

【画像】水着姿も…話題を呼んでいる約20年ぶりの写真集


スタイリスト:亘つぐみ@TW  ヘアメイク:冨沢ノボル

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阿川 写真集のあとがきで、「昔はどこか自分を偽りながら生きていた」とありましたが、役者としてキャリアを重ねていく中で悩んでいた時期もあったんですか?

沢尻 そうですね。仕事をそこまで楽しめていなかった時期がありました。自分の中でやりたいことや夢がなくなってしまっていたんですよね。表面的には仕事をこなせているけれど、自分にどこか嘘を付いているように感じて。このまま仕事を続けていても先が見えないなと悩んでいました。

阿川 え、いつ頃から?

沢尻 大河ドラマ麒麟がくる』の出演が決まったのを機に、この作品をやり切ったら、フェイドアウトすることも考えていました。その矢先、あの出来事を起こしてしまって……。あの瞬間、私は人生を強制的にリセットされたんです。そう思うと人生って不思議だなって。

阿川 そうか、自分ではフェイドアウトしようと思ってたのに、リセットせざるを得なくなっちゃったのか。

沢尻 でも一度立ち止まり、考える時間が持てたことはよかったと思います。

阿川 それをきっかけに離れていく人もいたでしょうし、メディアはもちろんのこと、信頼していた相手に不信感を持ったり、人を信じるのが怖くなったりしませんでした?

街で出会ったファンが泣き始めた

沢尻 そこについては自分に原因があるので、周りから人が離れるのは当然だと思います。それよりも、自分自身を信じられなくなりました。けれど、あのタイミングで自分が信じてきたものがすべて崩れ去ってよかったんだとも思うんです。そこから「今後の人生、自分はどうするんだ?」と自分を見つめ直すことができたので。

阿川 その時期に出会ったファンの方の存在も、復帰理由の一つになったそうで。

沢尻 私が知り合いの方とご飯屋さんで食事をしていたら、私に気づいたファンの方に話しかけられまして。そうしたら彼女、いきなり泣き始めたんです。

阿川 なんで!?

沢尻 「エリカさま、辞めないでください〜!」って人目もはばからずに泣くからもうびっくりしちゃって(笑)。そのときは「なんて言ったらいいかわからないけど、ありがとう。ごめんね」と彼女に伝えました。今までファンの方との距離が遠かったのもあって、リアルな声が私のもとには届いて来なかったんです。でも、ファンの方の思いを直接聞けたのが嬉しくて。それを機に、応援してくださる方々のためにも作品で恩返しがしたいなという思いが芽生えたんです。

《この続きでは、沢尻エリカ阿川佐和子写真集『DAY OFF』の裏話、復帰第1作の舞台裏、趣味や意外な素顔、身体のケアやトレーニングなどを語っている。対談記事の全文は、「週刊文春 電子版」および6月18日(木)発売の「週刊文春」で読むことができる》

(阿川 佐和子,「週刊文春」編集部/週刊文春 2026年6月25日号)