香港大引:ハンセン1.6%安で3日続落、本土銘柄に売り
18日の香港マーケットは、主要93銘柄で構成されるハンセン指数が前日比387.35ポイント(1.59%)安の23924.81ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が167.99ポイント(2.06%)安の7976.04ポイントと3日続落した。ハンセン指数は2025年7月上旬以来、約11カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいる。売買代金は1644億7430万香港ドル(約7兆3536億円)に拡大した(17日は2704億1210万香港ドル)。
内外環境の不透明感が投資家心理を冷やす流れ。中国の内需不振が引き続き売り材料視されたほか、米利上げ観測が強まったこともマイナス材料だ。米連邦準備理事会(FRB)は17日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、予想通り現行の金利水準(3.5〜3.75%)を維持することを決定したが、2026年末の金利水準を中央値で3.8%と見込んだため、年内に1回の利上げが実施される見通しだ(3月時点では年内1回の利下げ見通し)。香港は金融政策で米国に追随するため、域内金利の上昇も警戒された。また、香港市場はあす19日に端午節の祝日で休場となることも売り圧力として意識されている(本土市場も休場)。指数は徐々に下げ幅を広げた。市場関係者の一部からは、香港の主要指数に採用されている時価総額上位の銘柄はオールドエコノミーのほかプラットフォームやネット関連が多く、人工知能(AI)産業で注目されている大規模言語モデル(LLM)やデータセンター関連などの銘柄が少ないため、ブームに乗り切れていないとの指摘もある。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系不動産の下げが目立つ。中国海外発展(688/HK)が9.0%安、華潤置地(1109/HK)が7.3%安、龍湖集団HD(960/HK)が6.8%安で引けた。
中国金融セクターも安い。中国工商銀行(1398/HK)と中国農業銀行(1288/HK)が2.7%、中国太平洋保険集団(2601/HK)が6.8%、中国人寿保険(2628/HK)が6.6%、中信証券(6030/HK)が3.6%、広発証券(1776/HK)が3.1%ずつ下落した。
半面、AI技術やロボットなど先端ハイテク株の一角は物色される。北京智譜華章科技(2513/HK)が26.1%高、北京深演智能科技(2723/HK)が16.7%高、ミニマックス・グループ(MiniMax:100/HK)が12.3%高、南京埃斯頓自動化(2715/HK)が12.8%高、広東華沿機器人(1021/HK)が7.9%高と値を上げた。
他の個別株動向では、AI用半導体メーカーの上海天数智芯半導体(9903/HK)が21.2%高。大型受注の期待が高まっている。業界関係者の話によると、「TikTok(ティックトック)」運営の北京字節跳動科技(バイトダンス)は上海天数智芯半導体との間で少なくとも5万個のAIチップ調達について協議しているという。バイトダンスはAI向け計算インフラで、国産半導体の採用を広げているようだ。
本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.43%安の4090.48ポイントで取引を終了した。金融が下げ主導。酒造・食品飲料、発電、資源・素材、運輸、不動産なども売られた。半面、ハイテクは高い。医薬、軍需産業の一角も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
内外環境の不透明感が投資家心理を冷やす流れ。中国の内需不振が引き続き売り材料視されたほか、米利上げ観測が強まったこともマイナス材料だ。米連邦準備理事会(FRB)は17日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、予想通り現行の金利水準(3.5〜3.75%)を維持することを決定したが、2026年末の金利水準を中央値で3.8%と見込んだため、年内に1回の利上げが実施される見通しだ(3月時点では年内1回の利下げ見通し)。香港は金融政策で米国に追随するため、域内金利の上昇も警戒された。また、香港市場はあす19日に端午節の祝日で休場となることも売り圧力として意識されている(本土市場も休場)。指数は徐々に下げ幅を広げた。市場関係者の一部からは、香港の主要指数に採用されている時価総額上位の銘柄はオールドエコノミーのほかプラットフォームやネット関連が多く、人工知能(AI)産業で注目されている大規模言語モデル(LLM)やデータセンター関連などの銘柄が少ないため、ブームに乗り切れていないとの指摘もある。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系不動産の下げが目立つ。中国海外発展(688/HK)が9.0%安、華潤置地(1109/HK)が7.3%安、龍湖集団HD(960/HK)が6.8%安で引けた。
中国金融セクターも安い。中国工商銀行(1398/HK)と中国農業銀行(1288/HK)が2.7%、中国太平洋保険集団(2601/HK)が6.8%、中国人寿保険(2628/HK)が6.6%、中信証券(6030/HK)が3.6%、広発証券(1776/HK)が3.1%ずつ下落した。
半面、AI技術やロボットなど先端ハイテク株の一角は物色される。北京智譜華章科技(2513/HK)が26.1%高、北京深演智能科技(2723/HK)が16.7%高、ミニマックス・グループ(MiniMax:100/HK)が12.3%高、南京埃斯頓自動化(2715/HK)が12.8%高、広東華沿機器人(1021/HK)が7.9%高と値を上げた。
他の個別株動向では、AI用半導体メーカーの上海天数智芯半導体(9903/HK)が21.2%高。大型受注の期待が高まっている。業界関係者の話によると、「TikTok(ティックトック)」運営の北京字節跳動科技(バイトダンス)は上海天数智芯半導体との間で少なくとも5万個のAIチップ調達について協議しているという。バイトダンスはAI向け計算インフラで、国産半導体の採用を広げているようだ。
本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.43%安の4090.48ポイントで取引を終了した。金融が下げ主導。酒造・食品飲料、発電、資源・素材、運輸、不動産なども売られた。半面、ハイテクは高い。医薬、軍需産業の一角も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
