爆弾や砲弾、不発弾、燃やされた廃棄物、破壊された建物から出る有害物質は、戦闘が終わった後も、土地や水、空気、そして人々の健康への不安として現地社会に残り続けることがある。

ニュースでは、戦争が始まった、大規模な攻撃があった、街が制圧された、軍隊が撤退した、という出来事が「点」として報じられる。爆撃の映像や建物が崩れる場面はニュースになる。

しかし、戦争から何年も経った後に、病院でデータを集め続ける医師や、汚染への不安と向き合う地域の人々の姿は、同じようには報じられにくい。

戦争を始めた側は、いつか撤退できる。軍隊は国へ帰ることができ、政治家は次の外交課題へ進み、メディアも別のニュースへ移っていく。

しかし、攻撃された側の人々は、その土地から簡単には撤退できない。

動画本編では、原氏がイラク・ファルージャで撮影した現地映像と、20年以上イラクで支援活動を続ける高遠菜穂子さんの証言を交えながら、イラク戦争が現地に残した「戦争の後遺症」を詳しく解説している。

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