【ラーメン&おかず部門編】専門家が唸る!「コンビニ冷凍食品」…味とコスパが最強の一品はこれだ!

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コンビニ冷凍食品は、ご飯もの、麺類、一品おかずの三つのジャンルに大別される。なかでも、ご飯ものなら炒飯、麺類ならラーメンが人気なのだという。そこでFRIDAYは、3人の専門家の意見をもとに、コンビニ大手3社のセブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンが販売する冷凍食品の味やコスパを徹底比較し、炒飯、ラーメン、一品おかずの各部門で″最強の一品″を決定する。

汁なし麺がアツイ

炒飯部門を制したセブンは、ラーメン部門でも強力なラインナップを取り揃えている。『担々麺』(321円)や『北海道味噌ラーメン』(321円)といった定番から、『濃厚G系ラーメン』(861円)など個性派まで用意し、商品の幅広さでライバルをリード。なかでもコンビニ研究家の田矢信二氏が推すのは、千葉県の名店『中華蕎麦とみ田』が監修した『金の濃厚つけめん』(429円)だ。

「『すみれチャーハン』もそうですが、セブンは名店コラボの商品展開が巧みです。『金の濃厚つけめん』は他の『とみ田』監修商品よりも100〜150円安く、手に取りやすい価格。『とみ田』の特徴である魚介とんこつの味わいの再限度が非常に高く、麺は冷凍と思えないほどのど越しが良い。飲食店でコッソリこれを出したとしても、ほとんどの人は冷凍食品とは気づかないと思います」

ローソンは『油そば』、『台湾まぜそば』、『濃厚胡麻の汁なし担々麺』(いずれも322円)などまぜそばを得意とするが、名店コラボ商品『麺屋彩未監修 札幌味噌らーめん』(376円)も販売。歯ごたえのある麺に香り高いスープが絡み合う満足感バツグンの味わいだが、別添えのおろししょうがを入れることで、気づけばスープまで飲み干してしまうほど爽やかな後味も楽しむことができる。セブンの『金の濃厚つけめん』よりも約50円安いことも魅力の一つだ。

ラーメンはとくに人気なジャンルだけに、やはりセブンもローソンも強力な商品を擁するが、専門家が口々に推すのはファミマの『麺屋こころ監修台湾まぜそば』(321円)だ。

「コシのある太麺にニンニクが利いた旨辛醤油ダレが絡んで食べ応えがある。特筆すべきは魚粉のパンチ力です。ラーメン・まぜそば系の商品で魚粉をガツンと押し出したものは意外に少ない。一度食べたら病みつきになるような、中毒性の高い商品です」(冷凍食品専門家の西川剛史氏)

前出の田矢氏も、ファミマの『台湾まぜそば』を称賛する。

「袋を開けた瞬間に香りが感じられるほど、スパイス感もある。おそらくファミマは辛いまぜそばのジャンルに活路を見出しているようで、他にも『もちっと麺と濃厚だれの汁なし担々麺』、『香酢が効いた旨辛たれビャンビャン麺』(ともに321円)などを展開しています」

他社の名店コラボに比して安く、専門家を唸らせる味わいを誇るファミマ『麺屋こころ監修台湾まぜそば』が、ラーメン部門の″最強の一品″だ。

″おつまみ″としても

そんなファミマの一品おかず部門で専門家が絶賛したのは、『肉のコクと旨み国産豚の大餃子』(397円)だ。

「厳選された国産豚肉と国産キャベツを使用しており、サイズも大きい。すでに焼成済みなので、レンチンするだけで食べられる点も魅力です。ただ、余裕があればパッケージにも記載されている『電子レンジ調理後に1分30秒フライパンで焼く』という追加調理も試してほしい。皮のカリッと感が増し、じんわりと滲(にじ)む肉汁をより楽しむことができます」(冷凍食品マイスターのタケムラダイ氏)

セブンのおかずは『ジューシー鶏つくね』や『ささみ梅しそ竜田』、『手羽中唐揚げ』、『直火焼きねぎ塩牛カルビ』(いずれも300円)の「おかずにもおつまみにもなる惣菜」シリーズが秀逸。文字通り、酒肴としてもご飯のお供としても最高の逸品が取り揃えられている。

しかし、前出の西川氏によれば、おかずに最も特化しているのはローソンなのだという。

「とくに焼き鳥など鶏系が得意で、『炭火焼鳥(たれ)』(333円)、『炭火焼鳥かわ(柚子胡椒)』(225円)、『ヤゲン軟骨焼』(343円)など種類も豊富です。私のイチオシは『スモーク手羽中』(333円)。肉の弾力や皮の美味しさだけでなく、燻製の香りが素晴らしい。

意外かもしれませんが、冷凍食品は香りを閉じ込めることができるので、スモークの香りが持ち味の商品とは相性が良いんです。手羽中の商品は他社も出していますが、燻製している点が差別化ポイントです。おかずにもなりますが、お酒のおつまみに最高の逸品と言えるでしょう」

おかず部門の″最強の一品″は、ローソンの『スモーク手羽中』に決定。期せずして、3社が各部門のトップを分け合った格好だ。コンビニ冷凍食品市場の熾烈な生存競争において、それぞれの得意分野を極めた結果が表れているということだろう。

『FRIDAY』2026年6月19日号より