潮目が変わった中日、反攻9連戦での「投打のキーマン」を考察 最下位脱出の肝は「9回」と「得点力」

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松山の存在がチームの拠り所になるはずだ(C)産経新聞

 一発で潮目が変わった。

 中日は4月24~26日のヤクルト3連戦で今季初の3連勝。24日の第1戦で村松開人の逆転サヨナラ3ランが飛び出して以降、それまでの低迷がウソのように着実に白星を重ねている。

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 28日からは序盤戦の山場といっていい、9連戦が控えている。一気に最下位脱出、その上を目指せるチャンスで、キーマンは誰になるのか。

 まず投手陣は絶対的クローザー・松山晋也を挙げたい。

 今季は脇腹を痛めた影響で開幕不在。4月7日に1軍合流するも、しばらくは本調子ではなかった。ただ、25、26日のヤクルト戦で連続セーブを記録。2試合続けて走者を許すことなく締めており、ようやく状態が上がってきたか。

 9回に松山がいるかいないかでどれだけ違うかは、開幕からの戦いぶりが何よりの証明だ。「9回に松山がいる」ことで、いかに8回までリードを保つかにフォーカスできる。日本ハムから移籍の杉浦稔大が8回に収まりそうな兆しが見えるが、杉浦だけでなくブルペン陣みんなの頑張りで、クローザーに繋げていきたい。

 他方、野手陣のキーマンは主砲・細川成也だ。

 今季も打線の中心に座るが、ここ最近は自慢の長打力が鳴りを潜めている。長打は4月17日を最後に出ておらず。本塁打に至っては同8日に2号を放って以降、13試合・60打席にわたって出ていない。26日の試合で打点を挙げたが、これも10日以来と久々だった。

 チームの得点力アップには細川のバットが欠かせない。昨季まで3年連続20本塁打をマークし、今季はタイトル争いにも参戦するのではと思われた中での“不振”。打率こそ3割近くを打っているものの、持ち味を発揮しているとは言い難い。

 26日の打点は貴重な追加点となる適時打で、本拠地のお立ち台にも上がった。これを契機に本来の実力を発揮してもらいたい。

 9連戦はホームでDeNA戦、ビジターで広島戦、再びホームに戻っての阪神戦だ。借金「10」の最下位とまだまだ厳しい状況だが、連勝中の勢いをぶつけていきたい。

[文:尾張はじめ]