NHK『あさイチ』で「やめ時&やめ方」特集。厚手のバスタオル、毎食後の皿洗い…〈手抜きの達人〉がやめてよかった家事リスト

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2026年2月17日放送のNHK『あさイチ』は「やめ時&やめ方」の特集。白髪染め、コンタクト、調理器具…「当たり前に続けてきた習慣をやめてみた」という人に、やめ時・コツを聞きます。そこで、家事研究家が「やめた家事・モノ」を解説した『婦人公論』2021年5月11日号の記事を再配信します。*****家事の負担は減らしたいけれど、何から減らせばいいのかわからない──。そんなあなたの疑問に、長く家事研究に携わってきた佐光紀子さんが答えます。今回は佐光さんが『やめた家事・モノについて』です(構成=村瀬素子 撮影=本社写真部 イラスト=星野イクミ)

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前編●〈手抜きの達人〉がすすめる家事マインドチェンジ!

やめてよかった家事リスト

毎日するのが当然と思っていても、なくなったところで困らないものです。目からウロコの実例をご覧あれ!

【1】掃除機をかける

掃除機はカーペットの掃除には適していますが、板の間や畳では髪の毛がなかなか吸い取れません。

だったらほうきで掃いたほうが早い。掃除機をやめてほうきにしたら、音も気にならず、いつでもサッとかけられて便利。

また、私は年末の大掃除をしません。寒い冬は油汚れが落ちにくく掃除の効率が悪いのです。油汚れは気温が高い春や夏に、窓の掃除は花粉の時期が過ぎてから。場所や汚れの種類に適した季節に掃除するのが効率的。

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【2】1日3食の手作り料理

私の今の食生活は、ほぼ1日2食。朝は紅茶のみ、昼は前日の晩の残りを食べることも。

朝、昼、晩すべての食事の献立を考えて手作りするのは、かなりの労働です。私の食生活をおすすめするわけではありませんが、がんばりすぎると精神的にくたびれ、かえって不健康になりそう。

食事を作りたくない日はスーパーの惣菜や宅配弁当、ミールキットを利用したっていいと思います。大切なのは、気分よくおいしく食事ができることです。

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【3】毎食後の皿洗い

食器洗いを毎食後にしているという人は約7割とか。ズボラな私は基本、1日1回。つけ置きを利用し、まとめ洗いをしているのです。

食後に食器や調理道具についた汚れをヘラで落とし、洗剤を湯で溶かした洗い桶につけ込みます。私は夕食後の洗いものがイヤなので、一晩つけ置きでほうっておき、翌朝まとめて洗います。朝が忙しい人は夕食後にまとめるなど、自分がラクなタイミングでいいのです。

【4】洗濯物をたたむ

洗濯物をたたむのも手間ですが、たたんで収納すると服選びのときに面倒。広げないと柄や形がわからないので、手にとったものが目的の服と違えば、またたたんで引出しに戻さなければなりません。

そこで、オンシーズンの服はハンガー収納にしました。服の形が崩れないよう厚みのある樹脂製ハンガーを愛用。洗濯物をそのハンガーにかけて干し、取り込んでそのままクローゼットにかけるだけ。ハンガーを替える手間も省けます。

【5】アイロンがけ

家事の中で一番苦手で嫌いなので(笑)、やらなくてすむ仕組みを考えました。

基本的に、服を買う際は取扱表示を見て、アイロンが必要な素材は選ばない。洗濯物を干すときにシワが寄らないように布をピシッと伸ばす。これでアイロンをかけなくてもOK。面倒なアイロン台の出し入れからも解放されました。

どうしてもアイロンが必要なときは、洋服をかけたまま蒸気でシワを伸ばすハンディスチーマーが便利です。

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【6】厚手のバスタオル

フワフワの厚手のバスタオルは、洗濯の回数を増やす要因に。糸くずが出るし、乾かすのも時間がかかります。体を拭くのは、大きなバスタオルでなくてもいいのでは? 

私はヨーロッパ旅行のお土産にいただいたのをきっかけに、麻布をバスタオル代わりに使っています。薄手で軽く、吸水性・速乾性に優れているので室内干しでもすぐ乾きます。これに変えて洗濯物の量は確実に減りました。かさばらないので収納にも困りません。

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【7】風呂・トイレ・玄関
のマット類

水分や汚れを吸収し、放っておくと臭いやカビが発生するため、頻繁に掃除や洗濯が必要。しかもほかのものと一緒に洗うのには抵抗がある。乾かすのに時間がかかる。マット類の存在は私にとって長年の負担でした。

玄関マット、トイレマット、トイレのスリッパを撤去。掃除がしやすくなり、シートで床をさっと拭く習慣ができて、トイレが臭わなくなりました。バスマットは、洗濯不要で速乾性のある珪藻土のものを使っています。