「片付かない家」にありがちなこと3つ。洗濯物や郵便物の“とりあえず置き”は危険サイン
年度末が近づくと、仕事や子どもの学校行事、確定申告などで毎日が慌ただしくなりがち。忙しくなると、家事の大変さも一層増すように感じられませんか。「家事、とくに片付けの大変さは、自分の努力度合いでなく“ものの置き方”で決まる」と話すのは、3児の母で整理収納アドバイザー1級の高岡麻里恵さん。家事が増えがちな家に共通すること3つとともに、見直しポイントについて紹介します。

「家事が増えてしまう家」のチェックリスト

自分がやらなければいけない家事が増えてしまう環境には、じつは共通点があります。
チェックリスト5つ
・床にものを置くのが当たり前になっている・郵便物や書類がテーブルにたまりがち
・洗濯物を一時置きしたら山のようにこんもりと積みあがる
・片付けはいつも自分ひとりでやっている
・家族に「どこにものを戻すかわからない」と言われる
この項目に3つ以上当てはまったら、家事が増えやすい状態かもしれません。家事が増えるか減るかの分かれ道は、暮らしのなかの“ちょっとした仕組み”にあると思っています。
家事が増える家は「床置きが増えている」

家事が増える家に共通するのが、床にものが置かれた状態が日常化していること。脱いだ服や子どもの通園・通学バッグ、読みかけの書類や郵便物が一時的に床へ仮置きされていませんか。
このように床置きが増えると、
・掃除のたびにものを動かす手間が増える
・「片付けなきゃ」という気持ちだけ強くなる
・掃除や片付け自体のやる気が下がって、あとまわしになる
という負のループに陥りがち。家事が減る家は、自然と「床に置かなくていい仕組み」ができているように思います。たとえば、バッグは壁にけたり収納に入れたりするほか、荷物を一時置きするための専用スペースをつくったりします。
まずわが家では、床に置かれた服・バッグ・書類の3つ減らすことから始めてみるのがおすすめです。
「とりあえず置き」も多い

あとで読む封筒・ハガキなどをダイニングテーブルに置いたり、買ってきた日用品をを袋のまま一旦放置したりしていませんか。「今は忙しいからあとで」「とりあえずここに置いておこう」。この一見ラクに思える“とりあえず置き”が増えるほど、あとからやらなければいけない家事もどんどん増えていきます。
家事が自然と減る家は、
・郵便物は「開ける場所・置く場所」が決まっている
・洗濯物は「干す→しまう」まで、短い動線で完結
・一時置き用スペースは1か所だけと決めている
を一貫しているように思います。“とりあえず”を減らすことが、家事の負担も少なくなる最大の改善ポイントです。
「家族に任せられない」仕組みになっている

「どうして私ばかり片付けているんだろう」。そんなモヤモヤを感じる家は、家族が把握しづらい収納になっていることが多いです。どこになにがあるかわからなかったり、しまい方が複雑だったり、家族がそこにあるものを扱ってよいのかわからなかったり…。
この状態では、結局ひとりで家事をやって負担が偏ったり、家族が同じしまい方を再現できずに片付けをやり直したりする悪循環に。家事を減らすためには、だれでも同じ状態にできる収納・片付けのルールをベースにする必要があります。ちなみにわが家では、
・戻す場所がひと目でわかる
・収納は7〜8割で余白を残す
・ルールはできるだけシンプルにする
ことを心がけています。ワンオペ家事の原因は、家族に手伝ってもらえないからではなく、家族と協力できる状態になっていないだけかもしれません。
自然と家事が減っていくポイント
このように自然と家事が減る家は、
・ものを床に置かない
・一時置きをなるべくしない
・家族全員が同じ片付け方を再現できる
この3つが共通しているように思います。そこで今日から、床に置いているものをまず3つ減らしたり、“とりあえず置き”のスペースを1か所に絞ったり、家族が使うものの置き場所をシンプルにしたりと、小さな工夫をしてみてはいかがでしょう。全部やろうとしなくてOK。1つ変えるだけでも、家事はみるみる減っていきます。
忙しくなる前の今から整えて始めておくことで、年度末の負担がグッとラクに。未来の自分をラクにする準備を始めてみませんか?
