60代に向けて見直した「服選びのルール」4つ。重いアウター、使いにくいバッグを手放してスッキリ
60代からの暮らしを視野に入れた、クローゼット回りの「もの選び」のアイデアについて紹介します。暮らし評論家の大木聖美さん(50代)のケースです。ここでは、「60代を意識してから、心地よさや扱いやすさをもの選びの基準に入れました」と語る大木さんが意識している4つのことについて語ります。

1:アウターは着心地のよさで選ぶ

私にとって冬の外出がおっくうになる理由は「重さ」と「寒さ」。だからこそ、60代になっても身につけていたいのは、軽くてあたたかく着心地のいいアウターです。多少価格は上がるかもしれませんが、身体への負担が少なく、さっと羽織れるものは結果的に出番が増えます。
手もちのアウターは汚れにくく扱いやすいお気に入り。生地がしっかりしているので羽織るだけで「きちんと感」が出ます。腰回りを包み込む暖かさもあって安心なので、今後も着続けていきたいなと思っています。
年齢を重ねれば重ねるほど外に積極的に出て体を動かしておきたいですし、「今日は寒いからやめておこう」が減るだけで、気持ちまで軽くなるような気がしています。
2:アクセサリーはストレスなく使えるのが条件

年齢を重ねると服そのものよりも、顔回り次第で全体の印象や明るさが変わるなと感じるようになりました。
大ぶりなネックレスは肩がこって着け心地が悪いため、私は痛くないイヤリングをすることで顔回りに華やかさをたしています。流行より、自分の肌の色になじむ素材やデザインを重視。大ぶりなものや色の派手なものも、自分の肌ツヤに合っていれば着る服を選ばず、案外長く使えます。
「これさえあれば大丈夫」と思えるアクセサリーが数点あるだけで、毎日の服選びもラクになりました。60代になっても無理せず着用できる痛くないイヤリングをつけていきたいです。
3:使いにくいバッグは手放して正解

バッグは毎日手にするものなので、少しの不便が積み重なると大きな負担になってしまいます。「小さすぎてものが入らない」「重くて肩がこる」「持ちにくい」といったバッグは60代以降も手に取る機会は減るだろうと思い、今のうちに手放すことにしました。
以前、持ち手がビーズのすてきなバッグをもっていましたが、使うたび手にビーズの跡が残り痛くなるように。そうなると自然と手に取らなくなってくるんですよね。
小さなバッグも、荷物が入りきらず毎回エコバッグの併用をするなら大きなバッグひとつにした方が見た目も管理もスマートだと思い手放しました。手元に残ったのは、軽くて、出し入れしやすく、持った瞬間にストレスのないものだけ。サッと外出できて便利です。
4:考えないと着られない服を卒業

重ね着が前提だったり、丈が合わず靴選びに悩む服だったり。おしゃれだけれど、着るたびに頭を使う服は、いつの間にかクローゼットの奥へ行きがちなので60代に入る前に手放すことにしました。
今は、一枚で決まる、今の体型に自然に合う服を大切にしています。枚数は多くありませんが、迷わず着られる服ばかりのクローゼットはノンストレスです。
こうして見直してみると、残したものにも、手放したものにも、ちゃんと理由があることに気づきました。今とこれからの自分に合うものだけが残っているからか、「今日なに着よう」と迷うことも減りました。クローゼットを軽くすると、心も少し軽くなるように感じます。
無理せず、比べず、心地よさを基準に。そんなもの選びが、60代になるこれからの毎日を優しく支えてくれるのかもしれません。
