『ヘブバン』炎上騒動の深層解説 ODナーフ・ダメ計変更でユーザー資産はどう変わるのか
・新レアリティ追加と限界突破素材の仕様変更
今回のアップデートでは、「SS<レゾナンス>」という新たなレアリティが追加された。これ自体はソーシャルゲームとして通常の更新であるが、問題は「汎用の限界突破素材が使えないこと」であった。これまで、キャラクター本体さえ入手すれば汎用素材で最大まで限界突破が可能であったが、新レアリティでは「事実上、ガチャで限界突破に必要な分まで引き当てるしかありません」。この点についてナカイド氏は、「汎用素材の存在は課金圧を緩和させ、運営にとっては収益化の妨げとなる要因ではありますが、その仕様に慣れ親しんだプレイヤーが不満を漏らしているのが現状です」と述べ、これまでプレイヤーが築いてきた資産価値を損なう形の収益化施策であったと指摘している。
ナカイド氏は、これらのアップデートについて、運営側がユーザーのプレイ状況を把握した上での意図的な変更、つまり「運営の想定外の遊び方でもない」と示唆した。また、ストーリーの更新頻度が「1年と遅い」ことも、ユーザーの不満が溜まる一因となっていたと述べた。運営側に売上低下の兆候から焦りがあった可能性も指摘したが、ユーザーの反発は想定を上回るものであった。
ナカイド氏は、「なぜユーザーはこれほどまでに怒っているのか」という問いに対し、あるユーザーコメントを引用。一般的には「『月数万円で微課金なのか…』」と驚くような金額であっても、ソーシャルゲームの世界では「『月10万円以上、あるいは数十万円、数百万円という方もいますよね』」と、その金銭感覚の違いに言及。「感覚が麻痺してしまいますが、ソーシャルゲームの課金額は異常なのです」と強く訴える。続けて「『時間もお金もかけており、人生そのものなのです』」というユーザーの言葉を引用し、「その資産を損なわれる、あるいは損なわれるかもしれないという不安に駆られた時、一部のユーザーが強い言葉で反発するのは自然な反応だ」と、ユーザーの怒りに理解を示した。
運営側も事態を重く見て、7月25日と29日に緊急発表と生放送を実施した。ODシステムについてはクールタイムを撤廃し、連続発動による攻略は可能とした。新レアリティについては、2025年末までは既存の万能ピースで限界突破できる措置を取るものの、来年からはガチャでのみ可能になると発表した。
ナカイド氏は、この対応を「ユーザーは受け入れられないでしょう」としながらも、運営がユーザーと対話しようとする姿勢は評価できると述べている。しかし、「『3年以上続けてきたことを変えるのは、本当に受け入れられにくい』」と、長年のプレイヤーにとって今回の変更がいかに重いものであるかを指摘した。運営の認識の甘さを指摘しつつも、今後の『ヘブバン』の動向は「全てはユーザーが決めること」であり、「来月からの売上が答えになる」と動画を締めくくった。
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