クルマ買う系 YouTube チャンネル「ワンソク Tube」が公開した最新動画では、ヒョンデが日本市場に投入した電気自動車(EV)「インスター」と、先に上陸していた「IONIQ 5」を比較試乗したレビューが展開された。特に、ワンソク Tube 氏が「理想の小さな高級車に最も近い」と評するインスターの高い商品力に焦点を当て、その価格対性能比が詳しく検証されている。

動画内でまず強調されたのは、インスターの価格と航続距離のバランスだ。ベースグレード「Casual」は284万9,000円からと手頃な価格ながら、上位グレード「Lounge」では49.0kWhのバッテリーを搭載し、一充電走行距離はWLTCモードで458kmに達する。ここに国のCEV補助金56万2,000円(自治体補助金を含めるとさらに割安)を適用すると、「上位グレードでも実質200万円台で購入できる」計算になり、ワンソクTube氏は「韓国車には興味なし!! なんて思っている方、マジで無視できないよ、この商品力は!!」「これは日本車、本当にピンチですね」と、そのコストパフォーマンスに驚きを隠さない。特に、国産の低価格EVが航続距離180km台にとどまる点と比較し、「驚異的」と評価された。

デザイン面では、コンパクトながらEVらしい個性的な外観が特徴だ。フロントとリアに配置されたピクセルパターンライトは「カッコかわいい」と評されている。全長3,830mm、全幅1,610mmというサイズはトヨタ・ライズより小さく、韓国の軽自動車規格を拡大した「絶妙なサイズ感」で、日本の都市部での取り回しの良さも魅力とされた。

内装の充実度も際立っている。ドアトリムやダッシュボードの一部はハードプラスチック製だが、価格帯を考慮すれば質感とデザイン性を十分に両立している。特に、64色から選べるアンビエントライト、運転席・助手席のシートヒーターとシートベンチレーション、最大1,360W出力のV2L(Vehicle to Load)機能が標準装備されている点が注目された。ワンソクTube氏は「このサイズ感と価格でベンチレーション搭載は他で見たことない」「装備の充実度とコスパだけで考えれば、国産EVはちょっと太刀打ちできない」とコメント。また、前席は中央の張り出しが低くウォークスルーが可能で、助手席を前倒しすればフルフラットになるため、車中泊にも対応できるシートアレンジの多様性も高評価を得た。

兄貴分にあたる「IONIQ 5」も高性能ぶりを発揮する。全グレードが84kWhのバッテリーを搭載し、2WDモデルはWLTCモード703km、AWDモデルでも616kmという長い航続距離を実現。補助金を考慮すれば500万円台半ばから購入可能で、価格に見合った装備がそろう。12.3インチの大型液晶メーターとナビが一体となったディスプレイ、物理スイッチの多さによる操作性、運転席・助手席にオットマンとリラクゼーション機能付きのパワーシート、1,600W出力のV2L機能など、先進性と快適装備が充実している。走行性能については「加速も減速感も穏やかで扱いやすい」と評価された一方、ホイールベースが3,000mmと長いため小回りが利かない点も指摘された。

試乗は、複数メーカー・車種を気兼ねなく比較できるサービス「カージャニー」を利用して行われた。費用はかかるものの、ディーラーでの短時間試乗では得られない「本音のドライブ」が可能である点が評価されている。

最後にワンソクTube氏は、ヒョンデのEV2車種について「内燃機関の国産車から乗り換えても違和感なく乗れる」「商品力がすげえ高い」と総括。特にインスターは、そのコンパクトなサイズと価格帯にもかかわらず、国産車では考えられないほど充実した装備と長い航続距離を両立しており、日本のEV市場に大きな一石を投じる存在になりそうだ。ヒョンデの動向は、今後のEV市場の競争をさらに激化させるだろう。

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