米フロリダ州の集会会場で演説後、おどけるトランプ前大統領(左)=6日(提供・共同通信社)

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 元財務官僚で経済学者の高橋洋一嘉悦大教授が6日、トランプ前大統領がハリス副大統領に勝利を確定させた米大統領選を受けて、動画を配信した。

 今後は、トランプ新大統領に石破茂首相がどう対峙(たいじ)するかに注目が集まるが、「石破さんなんか会話ができないよ」と高橋氏。そこにはトランプ氏と良好な関係を築いた安倍晋三元首相が石破氏を嫌っていたことに起因するという。

 「安倍さんが『石破さんだけはダメだ』って言ってるのは、日本語でずいぶんあるでしょ。おそらくトランプに情報は行ってると思う。今度、石破さんがトランプタワーに会いに行くでしょ。でも会わない可能性があるよね」と読んだ。

 さらに「石破さんは『安倍さんとトランプはゴルフなんかやってるのけしからん』って言ってたのも入るよね。そうすると会ってもしょうがないと。トランプも自分の就任式まで石破が持たない確率が結構高いと思ったら会わないと思うよ。石破が会いに行くなんてどっかに出てたけど、無理だと思うな」とも。

 石破氏の過去の発言が尾を引き、トランプ氏との関係を構築するのは不可能であり、また短命政権の可能性が高いために、石破氏と会うことが無意味と判断されると予測した。

 「石破さんなんて、安倍さん憎しで旧安倍派を潰した人だから。ゴルフも何もできないから、つまんないじゃん」とこき下ろした高橋氏は「親中の人だと、中国と一緒に葬り去っちゃえみたいな話になってもフシギじゃない。台湾有事も日本でアジアでやれって言うかもしれないよな話になるかも」と話し、「総理が早く変わらないと国益に反する」と憂えた。

 現在の日本で唯一、トランプ氏と話ができるのは麻生太郎元首相。そこで、総裁選で麻生氏が後見人を務めた高市早苗氏なら、トランプ氏と関係構築できる確率はあると推察した。