「終了後に正式にお知らせする予定でしたが…」J1福岡が長谷部茂利監督の退任を正式発表「アビスパ福岡の未来を最優先に考え」
J1アビスパ福岡は31日、長谷部茂利監督(53)の今季限りでの退任を発表した。
就任5年目の長谷部監督については、9月14日の町田戦後に柳田伸明強化部長が退任を認め、同17日に長谷部監督自身も明言していたが、クラブは正式発表していなかった。クラブは「本来であればシーズン終了後に正式にお知らせする予定でしたが、残りのホームゲームをスタジアムで皆さまとともに戦い、熱いご声援を監督やチームへ直接届けていただきたく、シーズン途中での発表といたしました」と説明した。ベスト電器スタジアム(福岡市)でのホーム戦は残り2試合で、3日に柏と、30日には浦和と戦う。
長谷部監督はクラブを通じて以下の通りコメントした。
「まず初めに、ファン・サポーターの皆さま、スポンサー企業の皆さま、AGAの皆さま、そしてアビスパ福岡に関わるすべての皆さまに、これまでいただいた温かいご声援と多大なるご支援に心より感謝申し上げます。
また、日々懸命に努力し、目の前の試合に全力で挑み続けてくれた選手たち、そしてチームを献身的に支え続けてくれたコーチやスタッフ、この5年の間にさまざまなクラブの新しい歴史を刻むことができたのは、彼らの努力、情熱と覚悟があったからこそだと思っています。この場をお借りして、改めて心より深い感謝の意を表します。
退任にあたっては決断に至るまで、多くの時間をかけて熟考しましたが、アビスパ福岡の未来を最優先に考え、ここで一つの区切りをつけることが最善だと判断いたしました。
アビスパ福岡は、これからも皆さまに支えられ、一歩一歩着実に成長し、さらなる進化を遂げると確信しています。
ただ、今シーズンの戦いはまだ終わっておりません。残された試合で選手たちとともに良い結果を残せるよう、最後まで全力を尽くしてまいります。ぜひスタジアムで選手への力強い後押しをよろしくお願いします」