ベッツ激怒のボール強奪でファン“出禁” ヤンキースの剥奪チケット活用法に米絶賛「品がある」
ワールドシリーズ第4戦で起きた前代未聞の事件
米大リーグのヤンキースは、29日(日本時間30日)にヤンキースタジアムで行われたワールドシリーズ第4戦で、ドジャースのムーキー・ベッツの守備を妨害したファン2人について、30日(同31日)に行われる第5戦の入場を禁止したと発表した。さらにこのチケットの粋な活用法に、ファンから「品がある振る舞い」と賛辞が集まっている。
事件が起こったのは第4戦、ヤンキース初回の攻撃だった。先頭のトーレスが打ち上げた打球は右翼ファウルエリアへ飛び、右翼手のベッツはフェンス際で左手のグラブを伸ばして捕球した。しかし、客席最前列にいたヤンキースのユニホームを着た男性が、ベッツのグラブを強引につかんで広げボールを“強奪”。隣の男性もベッツの右手をつかんで加担した。ボールはグラウンドにこぼれたが、審判員は捕球を認めアウトとなった。2人は球場警備員に連行され退場に。米スポーツ専門局「ESPN」は、2人はヤンキースの年間チケットホルダーだと伝えた。
そして30日(同31日)に行われた第5戦でも、2人は“出入り禁止”を解かれなかった。さらに米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のMLB専門Xは「昨日、2人のファンが妨害行為でチケットを剥奪された。ヤンキースはがんと闘うカルビン・ヤングにそれらのチケットをプレゼントした」と伝えた。
チケットを無駄にしない“粋な”行為にはファンからも「素晴らしい活用法だ!」「ヤンキースの品のある振る舞いだね」「チケットにふさわしい」「素晴らしい振る舞いだ」「ヤンキースよくやったぞ」とコメントが集まっていた。
(THE ANSWER編集部)