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 ◇SMBC日本シリーズ第4戦 DeNA―ソフトバンク(2024年10月30日 みずほペイペイD)

 DeNAの宮崎敏郎内野手(35)が30日、ソフトバンクとの「SMBC日本シリーズ」第4戦に「5番・三塁」で先発出場。1点リードの7回に貴重なソロで追加点を挙げた。

 1―0の7回だった。先頭で打席に立った宮崎は、相手2番手・尾形が投じた2球目、153キロのど真ん中直球をフルスイング。打球はグングンと伸びて敵地に乗り込んだDeNA大応援団が陣取る左翼席に消えた。ベンチでは三浦監督も大きな声を上げながら宮崎とハイタッチ。コーチ陣やナインも笑顔で出迎えた。

 宮崎にとって7年前の同じソフトバンク相手に戦ったシリーズで2本塁打して以来、通算3本目となる頂上決戦での一発となった。

 この一発で勢いづいたDeNA打線は、続く梶原が遊撃内野安打、佐野は空振り三振に倒れたが、その打席の間に梶原が盗塁に成功。戸柱が四球、森敬が中前打で続き1死満塁とチャンスを拡大した。たまらず動いたソフトバンクベンチは尾形に代え、3番手・岩井をマウンドに。その代わり端(ばな)を桑原が叩いた。7球粘った末に、8球目の真ん中低めのスライダーをすくい上げ左翼フェンス直撃の二塁打。三走・梶原に続き、二走・戸柱も生還し、リードを一気に4点に広げた。さらに牧が四球を選び、再び満塁に。筒香は空振り三振に倒れたが、オースティンが左前に運び、もう1点を追加。一発含む5安打で4点を奪った。

 投げては、先発のケイが切れのある直球を軸にソフトバンク打線を6回まで3安打7奪三振無失点と快投を見せている。

 ▼桑原 打ったのはスライダーです。最低でも犠牲フライでもという気持ちで打席に入りました。どんな形でも得点することが大事でしたので良い結果になって良かったです。