星野真里 (C)ORICON NewS inc.

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 俳優の星野真里(43)が、30日放送のTBSラジオ『荻上チキ・ Session』(後6:00)に出演し、難病であると公表した娘との向き合いについて心境を語った。

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 星野は、夫で元TBSアナウンサーの高野貴裕と2011年に結婚。2015年7月に第1子となるふうかさんを出産。今年9月、自身のインスタグラムを通じ、ふうかさんが「先天性ミオパチー」であると明かし、星野と夫が社会福祉士の資格をとったと伝えていた。

 子育てについて「皆さまが子育てに奮闘されているのと同じように奮闘」と表現し、「子どもができたことですごく大きなストレスを抱えた経験はあまりなくて、それよりも楽しかったというか、生きがいをもらったというか、だからお仕事も頑張れる」と自然体。

 娘が9歳のタイミングで公表したことは「あくまで結果論」。星野は「生まれてから、もしかしてこの子にはなにかあるのかな?と、インターネットとかでいろいろ情報を探すようになって」と振り返り、「同じような状況ではないけれども、何かしらの障害を抱えて、それでも前向きに生きているご本人なり、ご家族なりを見て、すごく励まされたんですよね。どんな状況でも私たちもきっと笑って生きていけるよねと、そんな思いににさせてもらったのが本当にありがたくて」としみじみ。そして「なので当初から、逆に私たちも誰かに対してそういうような温かい気持ち、強い気持ちを与えられるような存在になれるよね、なりたいよね、という思いはずっとあって」と重ねた。

 一方、仕事上のイメージもあり、公表のタイミングは悩んだというが「最後はエイヤー!と、新たな一歩を踏み出すための、自分の鎧というか、武器というか、何か資格がとりたいなと探して、社会福祉士という資格に出会いました」と説明した。

 星野は「当事者」にならなかったら「今と同じような社会の見方をしていたかと思うと、そうだなとは言えなくて」と告白。障害者を取り巻く状況について「同じ社会にいることはわかってはいても、その人の身になって考えるとか、その人の視線で世の中を見るなんてことはしてきてなくて、たまたま私はそういう出会いがあったから」と言い、「そのきっかけを私たちが少しでも提供できたらいいな」と語った。

 番組の模様は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる。