マンチェスター・ユナイテッドは28日、エリック・テン・ハフ監督の解任を発表した。

 テン・ハフ監督は22-23シーズンからマンチェスター・Uを率いると、初年度はプレミアリーグ3位、FA杯準優勝、そしてカラバオ杯では優勝へと導き、6シーズンぶりのタイトルをもたらした。

 しかし、さらなる飛躍を期待された昨季は屈辱的なシーズンを送る。プレミアリーグではクラブ最低順位を更新する8位、得失点差はプレミア発足以降初のマイナスとなる「-1」で終えた。FA杯決勝でマンチェスター・Cを下して頂点に立つも、テン・ハフ監督の解任は決定的と報じられた。しかし、クラブは指揮官の続投を決定し、新シーズンでの巻き返しを狙った。

 だが、今シーズンも結果は出ず。プレミア開幕戦でフルハムに1-0の勝利を収めて白星スタートを切るも、その後2連敗して早くも黒星が先行。第5節クリスタル・パレス戦からは公式戦5試合未勝利と白星から遠いた。直近の第9節ウエスト・ハム戦では1-2の敗戦を喫し、リーグ戦の順位は14位まで後退していた。

 なお、新監督が決定するまで、ルート・ファン・ニステルローイ氏が現コーチ陣のサポートを受けながら、暫定監督としてチームを率いることとなる。