ちょっといいお菓子や調味料など、プレゼントでいただくことがありますよね。ですが、気がつけば賞味期限がきれているなんてことも…。ESSEフレンズエディターのメンバーで整理収納コンサルタントの奥田明子さんは、仕事でさまざまな方のご自宅に伺った際に、プレゼントでもらったであろう食材を何度も捨ててきました。今回は、そんな経験をした奥田さんが、ものが多い家にありがちないただきものや、プレゼントを渡す際に気をつけているポイントを紹介します。

消えものを選んでも、未使用で放置されることが…

職場関係の人やつき合いの長くないママ友など、好みが分からない方へのプレゼントは悩むことが多いですよね。関係性が深くない方へは消えものの食品を選びがちですが、そもそもお酒が好きなのか、甘いものは得意なのかなど、食の好みが分からないとここでも悩むことになります。

冒頭でお話したとおり、整理収納アドバイザーとしてものが多いご自宅に伺うと、プレゼントされたであろう、おいしそうなのに賞味期限がきれた食材をよく目にします。このように、相手の好みでないものを選んでしまうとあげた側ももらった側も悲しい気持ちに…。

食べ慣れていない食材は結局手放すことに

ものが多いご家庭にありがちなプレゼントとしてまず思い浮かぶのが、食べ慣れていない食材です。たとえば、ビンや缶に入った高級な食材、特殊な調味料、ドレッシング、海外のおみやげの食材など。どれもおいしそうなものばかりですし、きっとその方のことをいろいろと考えて贈っているはずですが、なじみのないものだとそのまま放置で賞味期限がきれ、結果捨てることになりがちです。

まず、相手の好みの食材が分からない場合は、あまり好みが別れないものや、自分では買わないけれどいただいてうれしいものを選ぶといいかもしれませんね。

私が食品をプレゼントする際は、そのまま食べられるものやアレンジできるものを意識しています。最近のお気に入りはドライフルーツ。そのまま食べてもおいしいですし、ヨーグルトに入れてもいいですよ。

また、過去いただいてうれしかったのはショウガはちみつ漬。自分ではなかなか買わないものですが、食べてみたらとってもおいしくて今でもお気に入りです。

ライフスタイルに合わないものは要注意

日用品のプレゼントだと、そのご家庭のライフスタイルに合っていないものは家の中に眠りがちです。

過去、よくお客様のご自宅で見たのは入浴剤でした。小さいお子さんがいて、一緒にお風呂に入るときに使えないので少し困ると言われていたのが印象的でした。また、プレゼントしがちなお茶も困るという意見も。小さいお子さんがいて日々バタバタしている方などは、そもそもゆっくりとお茶を飲む時間がないようなのです。

このように、なかなか使えないものだと結局捨てることになるので、片づけのプロとしては避けたいアイテムです。こういった経験から、プレゼントをするときには相手のライフスタイルも考慮すべきだと感じました。

日用品のプレゼントでおすすめなのはセルロースシート。イラストが入っていてかわいいですし、水分をしっかり吸収するので、食器をふいたり、水まわりのふき掃除にぴったりです。

私がプレゼントを選ぶ基準

最後に、私が仕事仲間に会うときの手土産や友人の誕生日で気をつけていることを紹介します。

まず、相手の好みがわからないときはスターバックスのギフトカードを贈ります。自分の好きなタイミングで好きなドリンクやフードに使うことができますし、もらって困る人はまずいないアイテムです。家で放置されることも少ないでしょう。

また、ある程度親しい方には自分がおいしいと思ったお菓子、健康を気にする方にはドライフルーツなどを渡すことが多いです。最近プレゼントしたのはリンツの板チョコ。自分では買わない、オレンジとアーモンドがおいしいと喜んでいただけました。

せっかくプレゼントを贈るのならば、やっぱり喜んでいただきたいもの。家で放置されることがなく、お互いがハッピーになれるようなプレゼントを選べるといいですよね。今回の記事が、少しでも参考になりましたら幸いです。