広島ドラフト2位の佐藤(21)と抱き合う富士大・麦谷

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 「明治神宮大会東北地区代表決定戦・決勝、富士大2−1仙台大」(27日、ヨークいわきスタジアム)

 オリックスからドラフト1位指名を受けた麦谷祐介外野手(22)=富士大=が27日、明治神宮大会東北地区大学代表決定戦の決勝戦・仙台大戦に「2番・中堅」で出場。3打数無安打に終わったが、1盗塁、1得点をマークした。

 チームは2−1での辛勝。神宮行きの切符をつかんだ麦谷は、安ど感をにじませた。

 「チーム全員で勝ちにこだわってやってきたので。貢献できなかったですけど、まず勝てて良かったです。次の目標である日本一があったので、今日は絶対に勝たないといけなかった」

 来季はオリックスで外野の定位置争いに参戦する立場だ。目標に掲げたのは「開幕スタメン」だ。「開幕1軍、レギュラーを目標にしています。(スカウトの)岡崎さんやいろんな方々に恩返しの意味で、開幕スタメンを勝ち取るのが大事」と、即戦力としての期待に応えたい考えを示した。

 印象的な選手を問われると「西川龍馬選手ですね」と即答。続けて「バッティングをやっぱり教わりたいですね。基礎から教わることができたら」と“弟子入り”も志願。西川は同じ外野と競争相手にもなりそうだが、自身と同じ左打者で学ぶことは多そうだ。