舞洲の球団施設で打撃練習を行う西川

写真拡大

 オリックス・西川龍馬外野手(29)、杉本裕太郎外野手(33)が27日、舞洲の球団施設で調整。ドラフト1位指名を受けた麦谷祐介外野手(22)=富士大=に負けずに、レギュラーで戦い抜く覚悟を示した。

 新戦力の加入を耳にした西川は語気を強めた。「レギュラーを取りに行きますし、もちろん負けるつもりはない」。今季は138試合に出場したが、打率・258、7本塁打、46打点にとどまった。秋季キャンプは不参加の予定。打撃などを見つめ直す期間に充て「来年、しっかり差をつけられるように」と戦闘態勢を整えていくつもりだ。

 杉本もキャンプは不参加で、舞洲の球団施設で調整予定。「振る量を増やそうかな。打ちながら感覚を良くしていきたい」と打撃投手などの球も打ちながら、感覚を磨く。本塁打王に輝いた21年以来の「規定打席に立ちたい」と思いをはせた。

 この日、麦谷は仙台大との明治神宮大会東北地区代表決定戦の決勝に出場。無安打に終わるも、1盗塁、1得点で優勝に貢献した。来季、外野の定位置争いは激化の様相が漂う。