【衆議院総選挙・開票速報】国民・玉木雄一郎代表×立憲・小川淳也幹事長「かなり意見が合う部分多い」…選挙区が隣同士の2人でタッグの可能性は

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選挙区がお隣同士ということで、2人の党幹部に中継をつないでいます。
国民民主党の玉木代表、そして立憲民主党の小川淳也幹事長です。

宮根誠司キャスター:
まずは玉木代表、お疲れ様でした。もう笑顔隠すの必死じゃないですか、いま。

国民民主党・玉木雄一郎代表:
いやそんなことないですよ、私、今回回ってね、国民厳しいですよ。野党が躍進とか浮かれている場合じゃ全くないですよ、なにもやってないから。今回特に手取りを増やす経済政策を訴えて12日間をやりましたけれど、例えば103万の壁で苦しんでいる学生ものすごくいて、店長さんもこれから11月、12月忙しくなるのに、もう10月で皆さんもう大体103万到達してますからね。
雇えないんですよ、こういう状況に対して、今の政治は全く応えてませんね。

宮根誠司キャスター:
ということは、国民の不満の受け皿に国民民主党がなったっていうことでいいんでしょうか?

国民民主党・玉木雄一郎代表:
政治とカネは確かに大事なんだけど、これだけの選挙やっといて政治とカネばっかりじゃないですか。メディアも含めてね。だからもっとその、経済政策とかをしっかり議論するということをやらないと、国民に何を選んで良いかが分からない選挙になってしまったと私は思うんです。
だから、12日間あえて我々は、「手取りを増やす経済政策」ということを訴え続けてきました。
基礎控除と給与所得控除をやっぱり引き上げるべきですよ。1995年から103万変わってませんから30年。

宮根誠司キャスター:
これ反町さんね、政局でいうと国民民主、カード握りましたよね。

フジテレビ解説委員長 反町理:
完全にキャスティングボート握ってます。はい。
玉木さんお疲れ様でした。いきなりの話で恐縮なんですけれども、首相指名投票に向けてお伺いさせてください。
決選投票になった場合、野田佳彦と書く用意はできているんですか。国民民主としてですよ。

国民民主党・玉木雄一郎代表:
玉木雄一郎と書きます。
 

フジテレビ解説委員長 反町理:
首相指名​投票・決選投票でも、国民民主の皆さんは玉木雄一郎と書くと、こういう理解でよろしいんですか。

国民民主党・玉木雄一郎代表:
そうです。

フジテレビ解説委員長 反町理:
あ、分かりました。つまり野田と書かないということです。

宮根誠司キャスター:
さあそして小川さん、国民民主が躍進しました、これから立憲としては、政権交代を目指すと野田さんも仰ってますけれども、国民民主との関係とかっていうのは考えてます?

立憲民主党・小川淳也幹事長:
当然私どもの立場から言えば、最も近しい、また当時一緒に行動、活動していた仲間が多いわけですから、いろんな形でご指導いただきたいし、連携をいただきたい。私どもの立場から言えばそう願っています。

宮根誠司キャスター:
これ橋本さんね、国民民主の玉木さん、いやらしい話になりますけれど、立憲にも、自民にもある程度強く出られる立場になったんじゃないですか。

橋下徹氏:
そう。やってもらいたいです、それが与野党固定化した55年体制からの脱却ですから。
玉木さんね、ぜひキャスティングボート握ってもらいたいですけども、今回玉木さん達がやっぱり無党派層を捕まえたと思うんですよ。
お願いしたいのは、やはり今までの国対政治を打ち破って、永田町で飲み食い飲み食いをやってね、領収書を出さないお金で飲み食いをして、みんな与野党で協議をするんじゃなくて、ペットボトル片手に議員会館で、オープンの場で、それこそ激しい議論をやってね、そこで合意を得ていくという、小川さんもぜひね、国対政治を打ち破って、新しい政治を目指してもらいたいんですけども。

立憲民主党・小川淳也幹事長:
それも当然やるべきですよね。そういうこともまあやってはいるんですけども、大事なことはこれから長期的に見たときに、各党の党議拘束が極めて厳しいので、党議拘束を一定ゆるやかにして、しっかり議論したあとはみんな自分の責任で採決しようじゃないかと、そういう政治文化を入れていくことも新しい時代には必要だと。

橋下徹氏:
でも玉木さん、まず最初にやる政策は何をやりたいですか。キャスティングボート握って。

国民民主党・玉木雄一郎代表:
103万の壁を引き上げるための年収を、基礎控除を引き上げたいですね。1995年に決まってから30年この基礎控除、旧所得控除が103万で、ずっと固定されています。
この状態で、最低賃金を1000円から1500円にしたって、全く意味ないですから。働く時間を短くして、それで10月どころか6月、7月くらいに103万に達しちゃって、その後働けなくなるので。こういう古い制度を変えるべきですよ。

金子恵美氏:
今回玉木さんがこの103万にこだわる、他の政党も言ってましたけど、抽象的なことしか言わなかったなかで、玉木さんこの1点に非常に全面に訴えていたことが印象的だったんですけど、例えば届けたいゾーンというか、世代があると思うんですけれど、どういう分析のもと、ここにこだわって、政策訴えていたのか、そしてこの政策を実現するために、どういう風にこれから身の振り方を考えているのか、併せてお願いします。

国民民主党・玉木雄一郎代表:
まずですね、若者現役世代に特化してやってこうと。どうしても与野党とも高齢者向けになってしまうのは今の民主主義の中で仕方ないんですけれど、それをやり続けた結果、現役世代が弱ってしまっているし、社会保険料負担に全部を覆い被せていくっていうね。
この仕組みをどっかで変えない限りは、日本における、働く人若い人、現役世代は報われないんですよ。
だからここを、選挙という大きい場面で問うて、それで支持を得たら大きな力として変えていきたいし、橋本さんが言っている政権変容という感じでいうと、どの政権も過半数をとらないような状況は良いと思ってるんですよ。
だからそういう中で、多様な意見を入れていって、政策をとにかく自公さえOKして国会の外で、部会で決めたら全部通しますみたいなことを変えること。国会変容も含めてやることが今回の意義だと思います。

橋下徹氏:
飲み食い政治の永田町文化変えてくださいね。

宮根誠司キャスター:
結局、玉木さんと小川さんがお話しになれば、政策活動費だって、企業団体献金だって、「はい、廃止」ってすぐ出来るんじゃないですか。

立憲民主党・小川淳也幹事長:
かなり意見が合う部分は多いと思います。選挙区隣同士で、同じ香川で、ずっと20年やってきた間柄でもありますし。いろんなこと話し合ってきてるので、かなり一致できる部分は多いんじゃないかと、私からは期待します。

宮根誠司キャスター:
玉木さんもそうですか?やっぱり。

国民民主党・玉木雄一郎代表:
政策本位で、一致できるところは、どの党とも協力してやっていきたいと。新しい国会のルールを作っていくべきだと思います。
与党は全部賛成、野党は全部反対みたいのではなくて、国会で決めるという新たなルールを確立すべき。戦後初の局面を私は迎えていると思いますので、我々みたいに、対決より解決だ、政策本位だって正面からいって、それで国民の皆さんに支持をいただいたってことは、世界的にみても画期的だと思ってるんですよ。
極端に走らないと票が取れないってうことのアンチテーゼをぶつけたと思ってます。