取材に応じる国民民主党の玉木雄一郎代表=27日午後、東京都新宿区

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 国民民主党は、公示前の7議席から大きく躍進した。

 自民、公明両党の過半数割れが確実となる中、国会などで影響力を増すことになるが、玉木雄一郎代表は28日未明の記者会見で、連立政権への参加は「ない」と明言した。

 玉木氏は「われわれは対決より解決、政策本位と訴えてきた。これからもぶれない」と強調。連立入りしない理由について「閣僚のポストよりも政策実現が大切だ」と説明した。その上で、今後も野党の立場で公約に掲げた所得税減税などの実現を政府・与党に求める意向を示した。

 一方で、立憲民主党との連携についても「外交・安全保障、原発を含むエネルギー政策、憲法観で一致できないと何もできない」と慎重姿勢を示した。来月にも行われる特別国会での首相指名選挙は、決選投票も含め他党の候補者に投票しない考えも示した。