開票速報を受け、テレビ中継の質問に答える小泉進次郎選対委員長(代表撮影)

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 第50回衆院選は27日に投票、即日開票された。自民党の単独過半数割れが確実となり、公明党と合わせて過半数の議席確保ができるかが最大の焦点となっている現在の情勢について、自民党の選対委員長を務める小泉進次郎氏は、NHKの中継で取材に応じ「大変厳しい状況。いかなる結果であろうとも、自民党の選挙対策委員長である私の責任だと思います」と険しい表情で語った。

 続けて小泉氏は、「全国で戦っている同志の皆さんに対して、まだ結果は出ていませんけども、私の力不足に申し訳なく思っております」と謝罪の言葉も口にした。

 一方で、非公認となった候補にも2000万円の活動費が支給されていたことについて「誰がどういった判断で決定したのか」を問われると、「今までの自民党の中で、政治と金の問題に対して、2年前の冬から中々この問題に決着をつけることができずに今まで来てしまったことも含めて様々な要因が、今回の自民党に対する厳しい逆風と、有権者の皆さんの厳しい審判が下っているということだと思う」と前置きし「誰がというよりも、これは特に執行部として受け止めなければなりませんし、私としては自民党の選挙対策委員長としてしっかりとその責任を受け止めていきたい」と明言を避け回答した。

 また与党で過半数を割り込んだ場合の対応について問われると、「いかなる結果であろうとも選挙対策委員長の責任、それは間違いありません」と改めて責任感を口に。「そういった中で、実際に仮に過半数を割るというようなことがあった場合に、できる限り多くの方々にご協力を得られるように向き合っていく姿勢が大事なことだと思っている」と述べた。