当選が確実となり、支持者と握手する世耕さん(左から2人目)(27日午後8時2分、和歌山県田辺市で)=吉野拓也撮影

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 衆院選和歌山2区は、無所属の世耕弘成氏が当選を確実にした。

 世耕氏は自民党の政治資金問題を受け自民党を離党し、参院からくら替えして無所属で立候補。また、同問題で不出馬を決めた元党幹事長・二階俊博氏の三男・伸康氏も立候補し、保守分裂の激しい選挙戦を繰り広げていた。

 同区は区割り変更で旧2区の一部と旧3区が統合され、和歌山県の約9割を占める広大な選挙区となった。旧3区は二階俊博氏が当選を重ね、「二階王国」と呼ばれてきた選挙区。それでも、参院議員として県内全域を選挙区としてきた世耕氏に軍配が上がった。