住宅を巻き込んだ土砂崩れ(23日午前8時56分、宮崎県延岡市で)=尾谷謙一郎撮影

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 大雨による土砂崩れで住宅1棟が押しつぶされた宮崎県延岡市で26日、土砂の中から女性が見つかり、死亡が確認された。

 県警延岡署は同日、連絡が取れなくなっていた住人のアルバイト従業員、三輪弘美さん(56)と判明したと発表した。死因は圧死。

 同署や市によると、土砂崩れは23日午前0時半頃に発生した。県警や地元消防が捜索を続け、26日未明に発見。身体的特徴や歯型などから三輪さんと特定した。夫婦2人暮らしで、三輪さんは在宅しており、夫は家の外にいて無事だった。

 宮崎県内は22日に記録的大雨に見舞われ、同県日南市では男性(当時75歳)が車ごと川に流され、24日に遺体で見つかった。