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 ドジャースの山本はWS初先発となる26日(日本時間27日)の第2戦を翌日に控えて会見し「僕にとって初めてのワールドシリーズで凄く楽しみな気持ち。とにかくベストを出し切り、少しでも多くチームに貢献できたら」と抱負を語った。

 いよいよ世界一を決める戦いが開幕する日。山本は異様な熱気を感じながら左翼の芝生エリアでキャッチボール、遠投を行った後、ブルペンで捕手を座らせて16球の投球練習も行った。途中、コーチを左右の打席に立たせ、カーブも確認。入念な投球練習で、翌日の大一番に備えた。

 レギュラーシーズンではヤンキースと6月7日に対戦し、勝敗は付かずも7回2安打無失点と完璧な内容だった。今季は右肩腱板損傷による約3カ月間の離脱もあっただけに「特に10月は凄く大事になる時期。よりベストを出して、離脱していた分、より貢献したいなという気持ちが強い」と意欲を燃やす。

 ヤンキースの第2戦先発は16勝左腕ロドン。WSでの日本投手の先発は、07年レッドソックスの松坂、17年ドジャースのダルビッシュ(現パドレス)に続き3人目の快挙になる。「とにかく、いつも通りの気持ちでマウンドに上がれるようにしたい」と山本。ドジャースタジアムの大歓声を背に腕を振り、チームに連勝をもたらす。(柳原 直之)