左越えに50号2点本塁打を放ち、雄たけびを上げる大谷(2024年9月撮影)

写真拡大

ファッションブランド「ロコンド」社長の田中裕輔氏(43)が、26日放送のMBSテレビ「せやねん!」(土曜午前9時25分=関西ローカル)にVTR出演。ドジャース大谷翔平選手の「50本塁打、50盗塁」を達成したホームランボールのオークションの裏話を明かした。

オークションへの入札の意向をいち早く明かしていた田中氏だが、同番組の取材に対し、「オークション第2位で落札できずです」と報告。田中氏が最後に入札した額は350万ドル(約5億2000万円)だったが、オークションは10万ドルずつ上がっていく方式で、競った相手が360万ドルを示し、「私がギブアップして終わりです」と苦笑した。

手数料を含め約6億4000万円の予算を用意していたという田中氏。オークション最終日の23日まで最高入札者の座をキープしていたが、終了2分前の午前10時58分に入札額が更新された。

入札があると締め切りが30分延長される仕組みで、「私が310万ドルを入れてしばらく反応がなく、いけるかなと思ったら、そこからたぶん敵が変わって。私が入札した2秒後ぐらいに(入札された)。320、330、340…一番最後に350って入れたら、2秒後に360って入って、ギブアップっていう感じでした」と振り返った。

さらに「最終的な勝者の方は、圧倒的な強者戦略というか。すぐ(入札額を)入れた方が余裕がある感じにも見せられますし。300以降はやったらすぐ返されるので、すごい強い敵にパンチしても、すぐ殴られ返されるみたいな。勝てないな、こいつにはって思って戦ってた」と駆け引きをめぐる心境を吐露。「晴れ晴れとしてます。もう負けたなって」と語った。

田中氏によると、オークションへの参加には事前に口座の残高を登録し、口座にある額の3分の1までが入札できるルールだという。これを聞いたトミーズ雅(64)は、「うわー! ということは、田中社長、20億持ってる! 20億以上持ってる! 普通預金の残高見たい!」と大騒ぎした。

最終的に22%の手数料を含めて約6億6600万円でボールを落札したのは台湾の企業。田中氏の推測では、落札者は15億円ほどの予算を準備していたとみられており、雅は「ということは、向こうは45億の残高がある訳よ。それが分かったんやろな…」と感心しきりだった。