工業団地に直結!

「取手豊岡線バイパス」完成!

 茨城県が整備を進めてきた「取手豊岡線バイパス」の未開通部約1.2kmが、2024年10月25日14時に開通しました。県が茨城県西部における「広域的な幹線道路」に位置づけるネットワークが完成を見ました。


取手豊岡線バイパス。今回開通した区間の北側をのぞむ(画像:茨城県)。

 取手豊岡線バイパスは常総市内を南北に貫く2.5kmで、その南側の3.3kmの市道(都市計画道路 鹿小路細野線)と一体になり、鬼怒川の西側地域における新たな南北幹線を形成します。南端に位置する内守谷工業団地に直結しており、物流ネットワークの効率化や、企業立地のさらなる推進が期待されています。

 その南端は東西道路である県道つくば野田線、北端は国道354号バイパスに接続しています。位置的には、千葉県野田市に通じる県道結城坂東線と、国道294号との間の南北軸となります。

 国道294号は、常磐道の谷和原IC、圏央道の常総ICにそれぞれ接続していますが、谷和原ICの周辺は混雑しがちです。取手豊岡線バイパスを北上し、国道354号バイパスに出て、さらに国道294号を北上し圏央道常総ICに出るといった移動もできそうです。

 なお、取手豊岡線バイパスが国道354号バイパスに接続するポイントは、鬼怒川に架かる「水海道有料道路」のちょうど西側。この道路は有料といっても、22時から6時までは無料で、さらに朝の通学路の安全確保策として8時まで2時間、無料時間帯が延長されています(現時点で25年3月末まで)。同有料道路の料金徴収区間は2027年までとなっています。