警察庁

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 首都圏などで相次ぐ強盗事件を受け、警察庁は25日、一連の事件で逮捕された実行役が応募したというSNS上の「闇バイト」募集の具体例を公表し、犯罪に加担する前に警察に相談するよう、同庁公式ホームページやX(旧ツイッター)で呼びかけた。

 警察庁によると、実行役の多くは「ホワイトな高額案件」「即日即金」など、簡単に高収入を得られると強調するXの投稿に応募。その後、「シグナル」などの秘匿性の高い通信アプリでのやりとりに誘導され、送信した個人情報をもとに脅迫されていた。

 闇バイトによる事件は近年多発しており、警察庁は、SNS上の投稿をAI(人工知能)が抽出して個別に警告メッセージを送る運用を4月から導入している。9月30日までに約2700件の警告を行ったといい、担当者は「さらに対策を強化する」としている。