Photo: 小暮ひさのり

ごっつい!

…と思ったけど、「できること」を考えれば恐ろしいほどコンパクトです。

こちらは10月18日まで幕張メッセで開催されていたCEATEC 2024、その中にあるXGRIDS(ACTIVE RETECH、kudanとの共同出展)ブースで見つけたミョルニル…。

もとい、3Dハンドスキャナー「XGRIDS Lixel Kitty K1」です。まさに鈍器。

Photo: 小暮ひさのり

特徴は、広範囲、高精度、高精細な3Dイメージング。

めちゃくちゃ簡単に言えば、iPhoneのLiDARスキャナー機能の親分みたいなやつですが、規模が違います。有効距離40m、毎秒20万点スキャンができる小型マルチSLAMハンディースキャナーとなり、5600万ピクセルの360度カメラと360度LiDARを実装。

おかげでカメラを向ける方向とか気にせずに、持って歩くだけで誰でも周囲の3D空間を撮影できるんです。

Photo: 小暮ひさのり

上の写真の場合、画面の右がスキャンしたデータで左が処理後の3Dデータですね。動く人物などはソフトウェアでのAI処理で消してくれるとのことで、風景・建造物の3D化めちゃくちゃ簡単になりそう。

それを本体重量1kgのハンディサイズで実現。しかもバッテリー駆動でIP54防塵防水付きでってめちゃくちゃテクノロジー凝縮されていませんかこれ?

もちろん、撮影した点群データは簡単に変換できるとのことで、スキャンした空間・建物をVR空間に再現することもOK。

たとえば、リアル建造物をメタバースへ再現したいとなったら、イチから作るよりもこうした3Dスキャンを活用したほうが早いですし、ショールームやマンションの内見なども、VRで!みたいな試みも広まっているので、ニーズは今後どんどん増えそうですねー。

なお、販売だけでなくレンタルや、委託でのスキャンやデータ処理といったプランもあるとのこと。3Dで保存した建造物をお持ちの方(個人でいるのかは謎ですが)は規模感に応じてどうぞ。

Source: CEATEC 2024, XGRIDS, ACTIVE RETECH

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