スポニチ

写真拡大

　「プロ野球ドラフト会議supported　by　リポビタンD」が24日、都内のホテルで行われ、巨人は花咲徳栄（埼玉）の石塚裕惺（ゆうせい）内野手（18）を1位指名した。1メートル81、82キロで高校通算26発の長打力を誇り、今秋のU-18アジア選手権では全6試合で4番を任され、銀メダル獲得に貢献していた。

　高校の校長室でテレビ中継を見守った石塚は「本当にご縁があった球団で全力で頑張っていこうと思っていた。ジャイアンツに指名をいただいて、昔から家族がジャイアンツファンだったので素直にうれしいです」と話した。

　石塚との主な一問一答は以下のとおり。

　――抽選の時はどんな気持ちで見届けていた。

　「名前が呼ばれた時からすごくドキドキが止まらなくて、でも本当にこれからやってやるっていうような気持ちになりました」

　――どんな朝を迎えたか。

　「幼い頃からプロ野球選手になるってところは本当に夢としてずっと追い続けてきたところではあったので、本当に今日この日を迎えられて、1位で指名していただけたので、本当に素直にうれしい気持ちでいっぱいなんですけど、自分だけじゃここまで来れてなかったと思うので、支えてくれた両親であったり、指導していただいた岩井先生だったり、校長先生も、本当に多くの先生方のサポートもあり、またチームメイトも一緒に、自分と一緒に成長し続けてくれたので、本当に全ての方に感謝の気持ちを伝えたいです」

　――ジャイアンツのイメージ

　「ちっちゃい頃からずっと見てきた球団なので、常に若手とベテランのバランスが良く、本当にスター選手も多いですし、すごく常勝のチームを築き上げてるっていう、そういった印象です」

　――一緒にプレーしたい選手。

　「今ショート守ってるので、今はサードに移ってしまってるんですけど、坂本選手ってのは本当に自分の小さい頃の憧れの選手でもありましたし、一緒に野球ができるってところで本当に不思議な気持ちではいっぱいなんですけど、いろいろ吸収して自分のものにしていきたいっていうふうにも思います」

　――自分の強み。

　「3拍子そろってるって言っていただいているんですけど、自分の中ではチームの勝利に貢献するような、全てにおいてなんですけど、勝ちにこだわって全力プレーするってところが自分のプレイスタイルであると思っているので、それはプロに入ってからも変わらずに多くのファンに応援してもらえるような、そんな選手になりたいっていう風に思います」

　――プロの世界での目標。

　「まだ高校生、技術的にも体力的にもまだまだと思うので、1日でも早く1軍の戦力になって、この前クライマックスシリーズの最終戦を見に行ってきたんですけど、ああいう大勢の人がいる前でプレーしたいっていう思いはすごくあるので、早く一軍のチームの顔となれるような、そういった選手になれるように一日一日を、練習を大切にやっていきたいと思います」

　――坂本に憧れたきっかけ。

　「ちっちゃい頃に東京ドームに足を運んだ時に、やっぱり華があるというか、かっこいいなって思ったのが第一印象で、右打者の最年少記録であったりとかいろいろお持ちですし、右打者でショートってところで被ることが多いっていうふうに思ってるので、本当にそれに近づいたり、それを超えるような選手になれるように1日1日大切に頑張っていきたい」

　――坂本に学びたいこと。

　「バッティングもそうですけど、守備もそうなんですけど、やっぱり全てにおいていろいろ話を聞いてみたいことはあるんで、お話できる機会があったら、自分ちょっとシャイなところあって、行けるかちょっと不安なところはあるんですけど、勇気出して行ってみようかなと思います」

　――阿部監督のイメージ。

　「阿部監督も現役の時から見てた方なので、やっぱりバッティングのことを聞きたいなってのは思ってます」

　――CS最終戦を見に行った。

　「友達が誘ってくれたので、プロ野球のプレーを見るっていうのも、自分にとってこういい機会だと思ったので、本当に負けられない一戦っていうのを見たいなっていう風に思って、せっかく誘ってもらったんで、ちょっと行ってきました」

　――その巨人をどう勝利に導くか。

　「本当に1年目からそういう機会をいただけたら本当に嬉しいことなんですけど、まずはプロの世界にしっかりなれるってことことがやっぱり大事だと思うので、焦らずに、でも1日1日大切にしてやっていきたいなっていうふうに思ってます」

　――「ゆうせい」の惺は珍しい。

　「星のように輝くようなスター選手になれるようにっていうのを、お父さんがつけてくれたので。巨人、ジャイアンツ、本当にそういう球団ですし、自分もそういう選手になれるように頑張っていきたいと思います」