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 「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」が24日、都内のホテルで行われ、関大の最速154キロ左腕・金丸夢斗投手(4年)はドラフト1位で4球団に指名された。セ・リーグ4球団。クジ引きの末に中日が交渉権を獲得した。

 最初に呼ばれたのは中日。続いてDeNA、阪神、そして巨人の指名がコールされると会場にどよめきが起きた。

 セ・リーグ4球団から1位指名。明大・宗山の5球団に次ぐ競合となった。そしてクジを引き当てたのは一番最初に引いた中日の井上一樹新監督(53)。阪神・藤川新監督、巨人・阿部監督、DeNA・三浦監督が苦笑いを浮かべる中で左腕を大きく突き上げる大ガッツポーズ。「脱臼しましたよ(笑い)。思いっきり…まさか(封筒に当たりクジが)入ってないだろうなと思った瞬間に…。(クジを開いて見せ)間違いないと思います。(見た瞬間)頭真っ白になりました。今までで多分、一番大きなガッツポーズでした。(セ・リーグの監督が)並んだ時に、どうしてもほしいな〜と思いながらずっと念を送っていました」と興奮気味に語った。そして、金丸に「金丸くんの名前が、夢斗という素晴らしい名前をね…一緒に夢をかなえましょうという。待ってます!」と熱い第一声を送った。

 ◇金丸 夢斗(かねまる・ゆめと)2003年(平15)2月1日生まれ、兵庫県神戸市出身の21歳。小1から野球を始め投手や一塁手。広陵中では軟式野球部に所属。神港橘(兵庫)では1年秋からベンチ入りし、2年秋から背番号1。関大では1年秋からリーグ戦に登板し、3年秋から57イニング連続自責0。リーグ通算9試合20勝3敗、防御率0・88。1メートル77、77キロ。左投げ左打ち。