SNSで募った「闇バイト」を実行役にする強盗事件などが相次ぐ中、坂井学国家公安委員長は犯罪に加担しないよう呼びかけました。

坂井国家公安委員長は24日の会見で、強盗などの犯罪に加担しようとする人に対し、「たとえ自身や家族が脅迫されていても勇気を持って抜け出して」などとしたうえで、「警察は一人一人の話を聞いてしっかり保護する。家族もしっかり保護するので安心してほしい」と呼びかけました。

また、SNSで求人情報を探している人に対しても、「シグナルやテレグラムなど匿名性の高いアプリに誘導し、個人情報を送信させるなどの不審な点があるものは警察に相談するなどして応募しないでほしい」などとしたうえで、そうした意識を社会全体で共有することが重要だとしています。

また、警察庁の露木康浩長官は一連の事件について、「国民の体感治安に大きく影響を及ぼしている」としたうえで、「もっとも重要なことは、首謀者を一刻も早く逮捕すること」だとして、捜査を強力に推進すると強調しました。