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 俳優・北大路欣也(81)が主演を務める大人気オリジナル時代劇シリーズ最新第8作「三屋清左衛門残日録 春を待つこころ」(藤沢周平原作/時代劇専門チャンネル、J:COM製作)のメインビジュアルが公開された。

 ロケ地である京都府京丹波町の「琴滝」をバックに、北大路演じる清左衛門が温かく真っすぐな笑みをたたえている。絶えず美しく、力強く流れ続ける滝の水のように、清左衛門と青年剣士・信次郎(藤岡真威人)や物語の鍵を握る巫女・照日(大友花恋)との交流を通じ「揺るがない想い」や「受け継がれる武士の生き方」「若さのきらめき」が描かれる。

 また、優香、金田明夫、麻生祐未、伊東四朗といったおなじみのキャスト陣に加え、信次郎と相対する剣士・勝之進役の大貫勇輔、その父・勘左衛門役の菅原大吉、僧侶・覚浄役の谷田歩といった個性豊かな面々が花を添える。

 清左衛門と若者との新たな交流が描かれる本作はフレッシュな顔ぶれが多く、藤岡もその一人。ドラマ「君とゆきて咲く〜新選組青春録〜」の沖田総司役に続く時代劇出演だが、沖田の華麗な剣さばきに対し、本作の役どころは力強さが特長とあって、殺陣稽古は気持ちの面でも切り替えが必要だったようだ。

 京都での取材会では、北大路との共演について「カメラが回った瞬間、言葉がなくても伝えられる眼力がすごい方。いろいろアドバイスもいただいて勉強させてもらっています」と感謝した。 若手の演技に触れた北大路は「新鮮な輝きを見ることで、新しい気づきをもらうことができた」と感じており「若い方々の息吹を見てほしい」と語った。藤岡については「実にすがすがしく、切れ味がいい。自分が20歳の頃と比べてみても、立ち回りもすごくうまい」と絶賛した。

 本作は、4Kチャンネル「日本映画+時代劇 4K」で12月8日午後7時からテレビ初放送となる。「時代劇専門チャンネル」では来年3月に放送予定。