栃木SCは23日、クラブ公式サイトで「観戦チケットの転売行為について」と題した声明を発表した。

 現在18位の栃木は、27日にホームで行われるJ2第36節で2位清水エスパルスと対戦。清水にとっては、勝てばJ1自動昇格圏内の2位以上が確定する一戦となる。

 栃木は声明で「栃木SCでは、Jリーグチケットサービス利用規約および各紙チケットに記載されている通り、観戦チケットの転売行為を固く禁止しております」とした上で、「10月27日(日)清水エスパルス戦以降の試合の観戦チケットについて、転売サイト・フリマアプリ等での転売行為が判明したチケットが複数件ございます」と報告した。

 続けて「転売が判明したチケットについては、如何なる場合も弊クラブは一切の入場を認めず、一切の責任も負いかねます。既に入場している場合には退場を命じることもございます」と表明し、「購入者の手元から離れたチケットや購入価格以下で転売したチケットを、更に第三者に転売されたことによる被害に対しても、弊社は一切の責任を負いませんので、販売価格に関わらず、転売行為自体お控えいただきますようお願いいたします」としている。

 また、「スタジアムの入場ゲートにおいても、転売された疑いのあるチケットに対し、事前勧告なく一時的なQR無効化および事情聴取・身分証チェック等を実施させていただく場合がございます。予めご了承ください」と伝え、「スタッフよりお声かけさせていただいた際は、ご協力いただきますようお願い申し上げます」と呼びかけた。