【独自】5万円の「アガベ」盗み…次の狙いは“20万円の植物” 多肉植物ドロボー犯行の一部始終 栃木・那須塩原市

写真拡大

園芸などの専門店で目撃された大胆不敵なドロボー。狙いは人気の多肉植物だった。

約5万円の「アガベ」を持ち去る

10月12日午前11時半ごろ、栃木・那須塩原市の店に現れたのは、Tシャツにジーパン姿の“多肉植物ドロボー”の男。店の人によると、「40代前半か30代後半ぐらい」だったという。

男は、並べられた多肉植物をじっくりと品定めし、とげとげのワイルドさが人気を呼ぶ、約5万円の「アガベ」を手に取った。そして、その後15分ほど店内を物色すると、アガベの代金を払うことなく外の駐車場へと立ち去っていった。

このまま帰ってしまうのかと思いきや、多肉植物ドロボーは驚くべき行動に出た。

今度は“20万円の植物”狙うも…

被害に遭った農園芸資材店の代表:
帰らなかったんですよ。また来たよ!っていう…。気付いたらまた店に戻ってきた。

わずか2分後、男は再び店へと戻ってきたのだ。その手にあのアガベはなかった。まだ犯行を重ねるつもりなのか…。

被害に遭った農園芸資材店の代表:
20万円ぐらいの植物を手持ちしてずっと歩いてた。

男の次なる狙いは、さらに高額の東アフリカ原産の重厚感ある幹に繊細な葉が特徴的な多肉植物、「オペルクリカリア・パキプス」約20万円だった。店の端で座り込み、再び辺りをキョロキョロ。アガベと同様に会計せずに店を出ようとした。

しかし、怪しい行動に気づいた店のスタッフが男に声をかけると…。

被害に遭った農園芸資材店の代表:
レジの方で(商品を)預かっていたら、そのまま帰っていった。

この日、2度目の犯行は失敗に終わったが、アガベは戻ってきていない。

被害に遭った農園芸資材店の代表:
怒りというよりも残念。自ら出頭していただければと思います。

店側は被害届を提出。警察は、窃盗事件として多肉植物泥棒の行方を追っている。
(「イット!」10月23日放送より)