韓国の“元徴用工訴訟”で象徴的存在の原告が解決金受け取る 韓国政府傘下の財団が日本企業の賠償肩代わりする解決策受け入れ

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韓国のいわゆる元徴用工訴訟で、原告団の象徴的存在だった原告が、韓国政府の解決策を受け入れ財団から解決金を受け取ったことが分かりました。

元徴用工訴訟を巡り、韓国政府は2023年3月、政府傘下の財団が、日本企業の賠償を肩代わりする解決策を発表しています。

最高裁で勝訴が確定した15人中、これまでに生存する原告2人を含む4人が、解決策に反対していましたが、原告を支援する団体によりますと、生存する原告のうちの1人、ヤン・クムドクさんが韓国政府の解決策を受け入れ、解決金を受け取ったということです。

約30年にわたり元徴用工について証言し、原告団の象徴的存在のヤンさんが解決金を受け取ったことで、解決策に反対している他の原告に影響する可能性が指摘されています。